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非情のライセンス 第3シリーズ #19
#195「兇悪の声紋・カーフェリー爆破3秒前!」(1980年・S55・10月2日OA)

信用金庫に強盗2名が押し入り、行員と客を人質に立てこもった。外部から犯人たちに指示を出した電話の声紋を調べると、年は20代前半、中肉で四国南部のイントネーションを持つ女性の声と判明。しかも特定フェリーの出港時の汽笛が入っていたことから、会田(天知茂)は深夜に勝浦から“さんふらわあ”に乗り込んだ。

乗るなり胡散臭げな男の視線を感じ詰問すると、会田を知っていたというパパイヤ○木風の男は城西署の小山田(小宮守)と名乗り、友人の城北署の風見(本郷直樹)の船上結婚式の介添えのために乗船したと語った。翌日、結婚式を終えた風見と真紀子(通称“マキ”:山本ゆか里)の部屋に不審者が侵入する。忍び込んだのは警乗員の堀口(内田稔)。何か事情がありそうな彼は秘密裏に会田に接触を図ってくるのだが、待ち合わせ場所に向かうと堀口の姿はなく、彼と親しくしていた受付の女性がプールに沈んでいた。

幸い彼女は息を吹き返したが事情は知らず、堀口さんに聞いてくれの一点張り。なにやら読めてきたらしい会田は新妻・真紀子の声をテープに録音し、矢部(山村聡)に解析を依頼する。しかし今度は小山田の部屋から血痕が見つかり、小山田が消息不明に。風見は堀口の仕業に違いないと断言する。

テープの声は電話の主と同一人物だった。しかも強盗たちはそれぞれ城北・城西署での前科者で、どうやら小山田と風見に指示されて実行犯になったらしい。矢部はその事実を会田に知らせようとするのだが、急に電話が不通になる。さらに悪いことに、警察の狙撃班内にいたもう一人の仲間・小島によって強盗たちは射殺され、捕まった小島の自供によれば、フェリーには失敗したときのために時限爆弾が仕掛けられているのだと言う。爆破時刻は13時。残された時間はあと20分だった。

そんな大事とは知らないものの、会田は風見と真紀子に「堀口が見つかった。これから真相を話してくれるらしい」とカマを掛け、車のトランクに突っ込まれた堀口の死体を確かめに来た真紀子を押さえた。現れた風見とやはり生きていた小山田に銃を向けられながらも、煙草を吹かして余裕の構えで気弱な風見をじんわり揺さぶる会田。やがて折れかけた風見は小山田に射殺され、小山田は「俺一人では死なん。お前も道連れにしてやる…!」と謎めいた捨て台詞と共に自殺した。とそこへ、無線を通じて時限爆弾のニュースが舞い込む。

会田は大慌てで船内を探し回るが何も出てこない。死ぬ気でいる真紀子が沈黙したまま、タイムリミットが迫る。「あと15秒だ!」腕時計(ウォルサム製)を掲げた会田は、デッキの端にたたずむ真紀子をビンタ、ようやく怖くなった彼女は、ジャケットの内ポケットに入った爆弾を指し、助けてくれと懇願した(会田が髪を乱して爆弾を放り投げて事なきを得、真紀子を東京に連れ帰って昭和ブルースは新録1番)。

*立てこもり現場では橘係長(渡辺文雄)が、そして特捜部の面々もそれぞれに頑張っていた今回は、群像ドラマとして面白かった。

*それにしても、あと15秒しかないってときまで待ってて「爆弾は○号室にあるの」とか告白されたらどうするつもりだったのか(爆弾投げるだけでも時間大丈夫なのかとハラハラしたのに!)

*前回ラストの白ジャケット&青シャツ着用の会田。見た目が見た目なので(態度も態度だが)、警乗員の堀口さんは小山田たちの新手の仲間、むしろボスだと思ったに違いない。ちなみに最後にタラップから降りてくるときはグラサンつきなので兇悪度がさらにアップ。



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| TVドラマ(現代劇)::非情のライセンス3 | 03:19 PM | comments (x) | trackback (x) |
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