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非情のライセンス 第3シリーズ #18
#194「兇悪の眼・キャリアウーマン殺人事件」(1980年・S55・9月25日OA)

小金持ちの独身キャリアウーマン(“跳んでる女”by 会田:天知茂)・が連続して殺される事件が発生。4人目の殺人現場で偶然「星を見ていてホシ(犯人)を見た」という建設作業員の男が名乗り出た。彼こそはレンズの眼を持つと言われながら2年前に隠遁した名カメラマン・立川守(中谷一郎)。これ以上ない強力な目撃者を得てモンタージュ写真は完成したが、なぜか立川は、犯人逮捕のために自分が囮になると申し出た。

被害者たちの資産をちゃっかりモノにしている点が非常に怪しい高木総業(社長:内田勝正、その部下:田口計)に立川を連れて乗り込んだ会田は、会計士の村田を見た際の立川の表情をいぶかしんだ。俺を心配してくれる奴など誰もいないと言っていた立川だが、2年前に一方的に別れを告げた元妻の美奈(二宮さよ子)がこの村田と一緒にいるところを偶然見かけ、密かに心を騒がせていたのだ。そして事件がきっかけで立川を訪ねあてた美奈も、未だ彼を深く想っていた。

結婚詐欺師を兼ねていた村田の毒牙から美奈を匿う特捜部。しかし美奈は、立川が囮を申し出た理由を会田たちに語ろうとしないばかりか「あの人が見たといったら絶対見たんです!」と浦川(左とん平)を殴って拳銃を奪い、モンタージュの男を出せと高木総業へ単身掛け合いに出かけて消息を絶った。まもなくその銃で村田が用済みとばかりに殺された。会田は、立川がカメラマンを辞めた真の理由が視力の低下にあったことをずばり指摘、美奈救出の秘策を授ける。

立川は高木の妻を拉致し、彼女と美奈の交換を高木に持ちかけた。取引現場に向かった彼はトランクに押し込めてあった会田(手錠つき)を土産として差し出し、美奈を引き取ろうとしたのだが撃たれ負傷、3人とも倉庫に監禁されてしまう。だがすべては(立川の怪我以外)会田の策略通り。やがて姿を見せた“殺し屋”の顔は、細部はともかく、立川作成のモンタージュとほぼ同一だった。「多少ガタがきても、お前さんの目はやはりレンズだな」自信を取り戻した立川は“殺し屋”に一発お見舞いし、もう一度カメラマンとしてやり直す決意を新たにした。

異国(ゴビ砂漠)へ旅立つ立川を見送りに来た会田は、しずえ(野川由美子)に連れられた旅行姿の美奈を温かく送り出してやるのだった。(「俺達も行こうか…」と言ってびっくりさせながら実は「コーヒーでも飲みに」だった会田に呆れるしずえさん、素で分かってない会田のバックに昭和ブルース新録1番)

*こういうハッピーエンドも良いものである。ラストに着ていたその筋の人のような白スーツもハッピーそうだし(そうか?)

*はじめ“殺し屋”は顔がはっきりしなくて履いてる靴だけが映るのだが、それがなにやら『怒号する巨弾』の天田クンっぽくってちょっと笑った。

*監禁されたとき、ラブラブな立川&美奈のそばで“冒険野郎マクガイバー”並みの知恵(?)を使って重機のライトを照らすべく頑張ってた会田の姿も必見。



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| TVドラマ(現代劇)::非情のライセンス3 | 03:20 PM | comments (x) | trackback (x) |
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