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非情のライセンス 第2シリーズ #105
#157「美智子」(1976年・S51・11月4日OA)

ハマの港署刑事・稲山(遠藤剛)の自宅マンションへ呼ばれた会田(天知茂)。お互いに自己紹介し、さあ用件は、というところで「あなたに来ていただいたのは、死んでもらうためです」と稲山がいきなり発砲、会田は直後に入ってきた女性を庇いながら彼を射殺する羽目に。ところがその女性・保険外交員の白川美智子(赤座美代子)は「アタシはっきり見ました。先に拳銃を抜いて撃ったのはあの人(=会田)です!」と証言。正当防衛だという会田の言は却下され、一課の橘(渡辺文雄)に手錠を掛けられてしまう。

稲山に接触したのは、彼が今回の撲滅ターゲットである暴力団・港南組の顧問を務めていた(つまりヤクザとツルんでいた)ためだった。だがそれを橘には言いたくない会田は現場検証の際、隙をついて逃走。カジュアルな青の上下&青グラサンに身をやつし(ズボンにはMボタン付き)、偽証した美智子に会って問い詰めるが、稲山に惚れていたらしい彼女は「あんたなんかネズミのように逃げ回って苦しめばいいんだわ!」ととりつくしまもない。

それならと本命の港南組組長・郷津(近藤宏)に脅しをかけに行ったものの、警察に敵意を抱くドヤ街の連中をけしかけられピンチ到来。運よく(というより、たぶん電話で会田の居場所を知った矢部さんの配慮で)パトカーが駆け付けて事なきを得たが、橘に再びガチャリと手錠で捕縛された。と、そこへ美智子がすさまじい形相で現れて「あんたのせいよっ!」と会田をビンタ。何か喋られてはマズいと思った郷津が美智子の幼い娘を拉致、彼女に自殺を迫っていたのだ。

俺なら娘を1時間以内に救うことができる!と力む会田に根負けした橘は手錠を外して協力を依頼。会田は港南組のチンピラを締めあげて娘の居場所を吐かせて彼女を救い出し、それを知った美智子は涙ながらにようやく偽証を認めた。翌朝、いつもの戦闘スーツにパリッと着替えた会田は、女性たちを海外に売り飛ばそうとしている郷津一味を現行犯で逮捕。ほんのりイタズラ小僧っぽい表情で「お返しだ」とばかりに自分にガチャリと手錠を掛け犯人をぐいと引き渡す会田に、橘も苦笑しながらされるがままになっていた。

もう一度会っておわびがしたい――。美智子の手紙で待ち合わせ場所まで出向いた会田だが、彼女の姿だけを確認して静かに踵を返すのだった(昭和ブルースは1番)

*ラストの会田の行動は、稲山さんの代わりに保険に入らされるのがイヤだったからじゃなくて(当たり前)、稲山を心から愛していた美智子の前に、彼を図らずも殺してしまった自分が再び姿を見せるのは…という躊躇だったとみるべきだろうか。

*「いいから帰って来い。悪いようにはせん」「良いようにもしてくれないでしょ」ってな電話のやりとりも軽快な特捜上司と部下。会田が逮捕されたと知って家にも帰らず心配してるのに、「あいつには愛想が尽きた、いっそ死刑にでもなってくれたら大助かりさハッハッハ」と橘班長さんに笑ってみせる矢部さんのわざとらしさがなんとも微笑ましかった(ばればれです部長)

*「あなたが娘を(救ってくれたの)?」という美智子の問いに黙って照れくさそうにしてる会田を見て橘さんが過剰なまでのフォロー「そう、命がけでね」(いや、単にチンピラどついてただけに見えたんだけどなあ)この二人もますます良い味。

*しかし、会田の私服姿はなんであんなに兇悪なのか。

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| TVドラマ(現代劇)::非情のライセンス2 | 10:23 PM | comments (x) | trackback (x) |
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