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非情のライセンス 第2シリーズ #29
#81「兇悪の武者人形」(1975年・S50・4月17日OA)

萩野部長刑事(加藤嘉)は矢部警視(山村聡)と同期ながら、生涯一刑事として道路公団と建設会社の汚職を追い続けていた。公団の牧村次官(垂水悟郎)と建設会社社長・沼崎(高木均)の癒着の証拠を掴もうと奔走する彼を、会田(天知茂)と右田(左とん平)がサポートに回る。

秋に退職を迎える萩野の唯一の心の支えはかわいい孫息子。こんど武者人形(五月人形)を買ってやるんだと嬉しそうに話す彼だが、とんでもない災難に巻き込まれる。偶然再会した元刑事の先輩・根本(天王寺虎之助)とぐでんぐでんになるまで酔っ払った際に社長の息子のスピード違反の取り消しを約束させられたことを思い出しシマッター、となったところへ「おじーちゃん、おっきい武者人形ありがとー!」と身に覚えのない孫からの電話。根本の勤め先の親会社がターゲットの沼崎建設で、最初から萩野を陥れるために仕組まれたことだったと判明したときには、すでに萩野は喜ぶ孫を失望させたくないあまりスピード違反の取り下げを申し出ていた。

理由はどうあれ、萩野の行為は収賄を受けたとされても文句はいえない。捜査から外され、肩を落として孫の家から武者人形を引き取りに向かった萩野の姿をみて、会田は怒りをたぎらせて黒幕の一掃に精を出すのだった(昭和ブルースは4番)

*牧村が呼んだコールガールを古典的な「ハンカチ落ちましたよ」手法で垂らし込み、ダンスでねっとりと蕩けさせていたプレイボーイ会田、ひさびさに本領発揮か。

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| TVドラマ(現代劇)::非情のライセンス2 | 03:23 PM | comments (x) | trackback (x) |
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