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非情のライセンス 第2シリーズ #18
#70「兇悪の父子(おやこ)」(1975年・S50・1月30日OA)

特捜部に鳴り響く電話のベル。矢部警視(山村聡)が受話器を取ると、うら若き女性の声が工場爆破を予告した。会田(天知茂)らの迅速な通報の甲斐なく多数の被害者が出てしまったこの事件の犯人として浮上したのは、被害を受けた大東重機の社長令嬢・芝木るみ子(服部妙子)。過激派に身を置きながら彼女は父・良三(金子信雄)や弁護士の内海(佐々木孝丸)の前ではしおらしい令嬢を演じており、すぐに釈放された。

だが会田は、社長の良三が娘の行動を黙認、爆破事件で世間の同情を買うことで武器商人としての暗躍をカモフラージュしている真相を看破。被害者の遺族の苦しみを見せ良心に訴えるのだが、横槍を受けて休職させられてしまう(が、これ幸いと捜査を続行)。良三はるみ子を連れて渡航しようとしており、その前に密輸の疑惑を究明せんとして、四方(葉山良二)たちも奔走する。

そんな中、大東重機にまたもや届く爆破予告。爆弾の在り処を聞き出そうとする会田の前でるみ子は発作を起こした。持病の狭心症が進行していた彼女は緊急入院、慌てて良三が駆け付けるが、彼が持参した小包を見てるみ子の顔色が変わる。彼女の表情から、爆弾がその中に仕込まれていると見抜いた会田は小包をかかえて屋上へ走った。幸いにも爆弾は接続の不具合で事なきを得、るみ子は最後に父の手を邪険に払いのけて逝った。そこへ、良三の覚せい剤密輸の証拠を握った四方も現れる。

あんたが娘を殺したんだ!そう会田をなじる良三(ある意味もっともだ)。しかし会田は、娘の病状の悪化、それに伴う自暴自棄な破壊行動をすべて見越して利用していた良三を逆に非難。それでもなお、お前らは甘い、国家百年の計を考えねばならんときに多少の犠牲はやむを得んじゃないか、などと吠える良三に会田は「人の命は百年の計より大事だ!」と止めを刺し、犠牲になった人々への思いを込めて手錠をかけるのだった(昭和ブルースは1番)。

*人助けよりまず世直し、とかいってる新さん@闇を斬れにも聞かせてやりたいセリフだ<ひとの命は…
*矢部さんが会田のために作った休職届の理由欄には「坐骨神経症」。どこからそんな病名が。
*事件に首を突っ込みすぎるとヤケドするよ、と弁護士に牽制された会田がひとこと。「私は原爆の被災者です、たいがいのヤケドには驚きませんよ」。さりげなくフラグ立て
*いつも会田とは別ベクトルでダンディーな四方さんが珍しく土木作業員スタイルで聞き込み。意外と似合っていた。

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| TVドラマ(現代劇)::非情のライセンス2 | 03:42 PM | comments (x) | trackback (x) |
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