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非情のライセンス 第2シリーズ #7
#59「兇悪の黒い天使」(1974年・S49・11月14日OA)

実業界の大物が次々に射殺される事件が起こった。しかし追い詰められた狙撃犯は屋上から転落死。一件落着したようにみえたが、会田(矢部さんがいないので真ん中に陣取って仕切っている天知茂)は真犯人が背後にいると直感、再び事件が起きることを予測する。

会田が目星をつけた真犯人とは、被害者たちに会社を潰された過去を持つ女実業家・上坂晶(影万里江)。彼女は自身の復讐のため、過激派の若者たちを使って狙撃を指示していた。こんな事件には関わりたくないと言いながらも会田は晶を尾行、滞在先のホテルの部屋に先に潜り込み彼女を詰問する(「警察を呼ぶわよ!」と言われて後ろ向きのまま手帳だけチャッとかざすところからキザ全開モードに)。

会田と晶が危険な香りのプンプン漂う濃厚な会話を展開中、若者3人組は次のターゲットを襲う準備に取り掛かっていた。しかし晶からの封筒には、標的の写真ではなく白紙が一枚。会田が前もって抜いておいたのだ。それでも「場所は分かっているからそこにいるヤツらを皆殺しにしようぜ」と過激なことを言い出した連中は実行場所へ。

標的・勝又(富田仲次郎)の居場所が掴めなかった会田だが、若者たちの暴走を知った晶の自白で現場へ急行、間一髪で狙撃を阻止した。ところが若者同士が仲間割れ、仲間に銃を突き付けられたほうが会田に「邪魔をするな!」とエラそうな口をきく。「俺は特捜部の刑事だ! 矢部さんに聞いてくれ!」叫ぶ男にええい面倒だとばかりに手錠を掛けた会田だが、彼・南(望月太郎)は本当に特捜の刑事だった(特捜部の個人主義ぶりが伺える一幕だ)。

またしても会社潰しを計画していた勝又も逮捕された。現場に来て彼に銃を向けた晶は、会田の静かで怖い視線に圧されたように動きを止めるのだった(昭和ブルースは1番)

*動きの少なかった会田のバランスを取るように、若々しい新刑事がアンダーカバーで登場(おっさんが多い特捜部の若返りを図ったのか?)。 我々視聴者はオープニングで南“刑事”だと分かっていたが、会田は知る由もなかっただろう。っていうか矢部部長、紹介くらいしてあげてください。

*晶役の影さんは当時の劇団四季の看板女優(南刑事役の望月さんも四季所属)。外見はそれほど華があるようには見えないけれど(失礼)、会田との演劇っぽい=歯の浮くような応酬がとても似合っていた。

*晶に「俺も人を殺したいと思ったことが何度もある」と言って思いとどまらせた会田。でも貴方はその都度殺していませんか

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| TVドラマ(現代劇)::非情のライセンス2 | 03:54 PM | comments (x) | trackback (x) |
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