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江戸の牙 #15
「遺恨 鮮血の伴天連印」(1980年・S55・1月8日OA)

町会所(=まちかいしょ)では、窮民を救うための三千両をせっせと取りまとめていた。ところが、たまたま中座して蕎麦を注文しに出た出納係の佐七(河原崎建三)が戻ってみると、あたりは血の海、仕事をさっくり終えた強盗が着替えの最中。

斬られながらも必死で逃げ、とある屋敷のお嬢さん・おみよ(賀田裕子)に拾われ難を逃れた佐七は、なぜか奉行所へ訴え出ようとはしなかった。垣間見た頭目らしき男の腕の傷跡、それは20年前に彼の家に押し入り家族を皆殺しにした伴天連盗賊(殺した相手の額に十字の傷を刻むのでそう名づけられた)のものだったからである。

一方、所轄で起きた不祥事の責任を取らされた町会所与力の高杉(左右田一平)は切腹して詫びようとしたところを、友人の剣さん(天知茂)に止められた。生きて真相を探れ、俺も手伝う、どぶさらい役人でも、許せねえものは許せねえんだ!とこれ以上なさそうな熱血バックアップを得た高杉は、佃屋仁兵衛(山本清)と高島藩の大和田(加藤和夫)の黒い関係を探り当てる。

そのころ佐七は、ちゃっかり相思相愛になったおみよの父親(娘にデレデレ)・仁兵衛が伴天連盗賊の頭目だと知り大ショック。しかし復讐の炎は消えず、まずは一味のザコたちを殺し、額に十字の傷を刻んでゆく。そしてとうとう、仁兵衛を襲おうとしたときにおみよに見られてしまった。カノジョに懇願されては殺すことも敵わず、屋敷を飛び出そうとするところを剣さん(いきなり登場)に阻止された。

この男(=佐七)から目を離すな、おみよにそう言って修羅場そのままでまたすたこら本所方に戻った剣さんはいつものメンバーで高島藩中屋敷へ。佐七からは目を離さなかったが親父からは目を離したらしいおみよちゃんのせいか、先にチクリに行っていた仁兵衛のお蔭で彼らの到着を待っていた大和田に「待っていたぞ!どぶさらい役人めが!」と先にあざけられるというハプニングもあれど、町会所どころの騒ぎでない血の海を作って(推定)牙たちは任務を完了させた。

佐七・おみよのカップルはお遍路さんの旅へ。それを見送る与力ふたり。
これでよかったのかなあ、そう呟く高杉に剣さんは言う。
――裁いて罰するのはたかが人間、佐七を罰したのは天だと思えばいい、と。

*久々にサスペンス時代劇に戻ったような展開。どちらかというと「大岡越前」にありそうな雰囲気だ。

*捜査の途中で高島藩の用心棒に襲われた高杉さん。同行していて怪我を負ったサブ(古田正志)が本所方へ駆け込み剣さんに知らせたのだが(それで剣さんは現場まで猛ダッシュ)、また間に合わないんじゃないのかと一瞬どきどきした。

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| TVドラマ(時代劇)::江戸の牙 | 10:58 PM | comments (x) | trackback (x) |
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