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雲霧仁左衛門 #8
「闇の中の決闘」(1979年・S54・8月21日OA)

一刀流の使い手、“不知火の勇五郎”と名乗る義賊が人足寄場から脱走したらしい。「まさか、勇さん…?」人相書きを凝視したお千代(大谷直子)の顔色が変わる。仁左衛門(天知茂)に拾われる7歳以前、お助け小屋にいた彼女に優しく接してくれた男に似ていたからだ。“勇さん”から貰った土鈴を手に物思いに耽る姐さんのため、奉行所に忍び込んで勇五郎の調書を書き写してきてやる六之助(江藤潤)たちだが、いわば昔の男に気もそぞろなお千代に心中穏やかでないらしいお頭から禁足を言い渡された。

そんな折、お頭に内緒でフリーの嘗(なめ)役・仙之助(宮口二郎)と組もうとしたものの、良心の呵責に耐えかねて懺悔した利助(江幡高志)の口から、勇五郎の名前が出る。一匹狼の彼が、雲霧と組みたいと申し出ているのだという。お千代を伴い、暗がりの御簾越しに勇五郎と面会するお頭。お千代が投げよこした土鈴を見て沈黙した勇五郎の横顔に、お頭はハッと第1話を思い出す。突如響き渡る行者達の念仏。「安部式部、大胆な…!」(←「図ったな」だったか?) 雲霧と接触を図るため、寄場で急死した本物の勇五郎に化けていたのは火盗改めの長官・安部式部(田村高広)その人だったのだ。

火盗に取り囲まれ、式部の白刃に対峙しながらも、ここで捕まるわけにはいかんと逃げのびたお頭(黒頭巾装着済)。だが、思い出の土鈴を取りに戻ったお千代が捕らえられてしまったため、利助をはめた密偵・お京(宮下順子)と粂三(田中幸四郎)を急きょ拉致し、お千代との交換を申し出る。密偵とはいえ同志だからと、式部も部下達の反対を押し切ってそれに応じた。

仁左衛門と式部、1対1での取引――しかし背後ではそれぞれの部下が殺気立っていた。解放され、お頭に駆け寄りながら鉄砲隊の存在を伝えるお千代。狙われた二人は、駆けつけた一党(と六之助の放った煙幕)に救われた。結果として、かけがえのない者を取り戻した双方。式部の元には密偵志願の者が殺到したという。そして舟の中、全ての元凶となった土鈴を水中に捨て「お頭のためなら死ねる」と気色ばむお千代を、お頭は穏やかに赦すのだった。

*お千代姐さん死ぬのか…!?ってな思わせぶりな演出が目立ったオリジナル展開。おまけに勇五郎と式部が元々そっくりだった、という無理目の設定ながら、大ボス同士の息詰まる駆け引きは面白かった。六之助もやっと役に立ってたようでなにより。

*お頭の微妙な表情がいろいろ見られるのも良し。ほんとにお千代姐さんのこと大事に思ってるんだなあ。

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| TVドラマ(時代劇)::雲霧仁左衛門 | 12:04 AM | comments (x) | trackback (x) |
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