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無宿侍#10
「蒼い人魂火」(1973年・S48・12月8日OA)

アル中農夫・為吉の一人息子、豊松が行方不明になった。「陰」に攫われたと睨んだものの、深入りを恐れて立ち去るゲンだが、女郎に身をおとした母親・お澄が息子を心配するあまりに足抜けし、女衒たちに殺されたのを目の当たりにして、豊松探しに協力する。だが為吉もまた、「陰」の一員(宮口二朗)の謀略によってあえなく命を落とした。

「陰」の集団に襲われ深手を負ったゲンは、とある寺に葬られたお澄の墓を訪れた。その横に「藤」の字が刻まれた塔婆を発見、弥藤次(山崎努)の面影が胸をよぎる。「お前がなぜここに・・・」そこへ住職の仙蔵と共に現れたのは、忘れえぬ女性・さと(宇津宮雅代)。
「・・・人殺し!」
かつてと同じ叱責の言葉を聞きながら、ゲンは意識を失った。

妹を殺され、自らも「陰」に追われたさとは、身投げしようとしたところを仙蔵に助けられ、寺に匿われていた。床に伏したゲンに懐剣を向けるさと。百姓として静かに暮らしたいと願った弥藤太をなぜ斬ったのかと詰られたゲンは呟く。
「本当に斬られたのは、この俺だ・・・」

弥藤次と自分にぐっさり‘斬られ’(=目を覚ましてもらって)抜け忍になったというゲンを、さとは刺せなかった。
「仇を討てと言って、弥藤次・・・!」
翌朝、墓前で彼に問いかけるさとの前に姿を見せたゲンは、供養のために弥藤次とお澄の墓前で打倒・陰公方の誓いを立てさせてくれと頼む。

だが突如現れた仙蔵がゲンに襲い掛かる。彼は40年もの間人知れず潜んでいた、陰公方の隠し目付けだったのだ。長い間掟に縛られた己を哀れに思わなかったのかと問うゲンに仙蔵は答える。「俺が掟よ!」丸腰のゲンの窮地に、さとは咄嗟に懐剣を投げ与えた。ゲンに倒された仙蔵は、さとと過ごした数日が夢のようだったと打ち明け、「ゲン、お前の荷は重過ぎる」解放された表情でそう言うと息を引き取った。

―誓いを守って。
さともまた、ゲンの前から再び姿を消した。

豊松を盾に迫った「陰」のくの一・アカネをかわし、無事に豊松を救い出したゲンは、再び歩き始める・・・。

*かつて暗殺した男の娘には殺される覚悟だったにもかかわらず(#5)、さとさんが迫ってくると「まあ待て」「まあ聞け」と少し往生際の悪いゲンだった。そりゃ毎度夢でうなされるくらい気になってたひとだから、落ち着かんわなあ。

*ゲンは寺に預けたと言っていたが、ちこちゃん(さとの妹)、殺されてたのか〜(泣)

*豊松くんという連れを見つけてなんだか嬉しそうなゲンだが、豊松もちこちゃんと同じ運命を辿りそうな気がして心配。

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| TVドラマ(時代劇)::無宿侍 | 12:23 AM | comments (x) | trackback (x) |
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