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無宿侍#2
「皆殺しの宿場」(1973年・S48・10月13日OA)

ヘッドハンティングされて「陰」から侍の仲間入りを果たした左近次(山本麟一)とその部下が仕掛ける卑劣な罠に落ちた、ゲン改め卍(まんじ)幻之介(天知茂)。彼を嵌めるためだけに、親切心や恋人への思慕の気持ちを敵方に利用され踏みにじられてしまった薄幸の女郎・おしん(松尾嘉代)の前で、「なにもかも、穢されてしまったのだな・・・」と彼女を想って泣きそうな顔で呟くゲンのピュアな心に胸を打たれた。昼間っから酒飲んでたり、女を買ったりする金はどこから出とるんだ!との下種なツッコミもこのシーンで吹っ飛ぶ(小屋も文字通り吹っ飛ぶが、それは別として)。スレてないんだもんあんな顔して(失礼)! また、「ゲンはあたしが殺るんだ、他のヤツに手出しはさせないよ!」と結果的にゲンを左近次一味の手から救ったくの一もいい味出していた。ゲンちゃんは抜け忍になってもモテモテらしい。

*1話目のラストは吐く息が白かったのだが今回はぎらぎらの夏。時専chのプログラムガイドによると、20日もかけて撮影したのに(監督は五社英雄氏)製作後3年間も放映されなかった回らしい。何が駄目だったのだろう?

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| TVドラマ(時代劇)::無宿侍 | 12:33 AM | comments (x) | trackback (x) |
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