■ADMIN■
ADMIN ID:
ADMIN PW:
■CATEGORIES■
■POWERED BY■
BLOGN(ぶろぐん)
BLOGNPLUS(ぶろぐん+)
■OTHER■

大岡越前 第1部 #14
「地獄の使者」(1970年・S45・6月15日OA)

大岡越前1-14

行き倒れ男の死因は阿片中毒だった。抜け買いの横行を憂う源さん(大坂志郎)は潜入捜査を申し出るが、名物男の源さんは敵にすぐ知れるから、とお奉行様は首を縦に振らない。頼みの綱は密偵中の隠密廻り・足立(池田駿介)だが、その頃彼は身元がばれてメッタ突きの憂き目にあっていた。瀕死で逃げ帰った足立を発見、今わの際に言い残した言葉を聞いたのは、敏腕与力の神山左門(天知茂)であった。

(自分もある意味名物男だろうに、きっと凶悪な面相でお奉行様を押し切ったに違いない)左門さまは武州無宿の左平に姿を変え、足立が言った源七という男を探すため大番屋へ潜入する。案の定、速攻で「こいつ町方だー!」と期待を裏切らないバレ方をするものの、そこは用意周到な左門さま、二の腕の島帰りの刺青と賄賂で事なきを得た。そして牢内で血を吐いて倒れた男を介抱したところ、それが源七(北町嘉朗)と判明。重病の源七は「妹に渡してくれ」と抜け買いの割符を左平=左門さまに託して死んだ。

お白州に引き出され、「神山様にソックリだ!」と同僚に驚かれつつ(当たり前)お奉行様から無罪放免を言い渡された左平=左門さまに、怪しい男たちが接触を図ってきた。目隠しで連れられた先は川沿いの倉庫。そこのボスに割符を渡せと迫られ、源七の妹に金を遣るという目的で仲間になることに。次の取引の日時を盗み聞きし、大事に懐に忍ばせていたお江戸の新兵器・伝書鳩で(小林君@少年探偵団のように)源さん達に知らせる左平=左門さまの不審な挙動を、下働きのおすずちゃん(長谷川峯子)は目撃しながら知らぬ振りをしてくれた(さすが未来の恋女房@大忠臣蔵)。

しかし今回は取引ではなく“イヌ”を排除するためのものだと現場で言われてたじろぐ左平=左門さま。見張っていた源さんを(うまいぐあいに十手付近に刀を当てて)川に落として急場を凌ぐが、倉庫に戻ると「イヌが分かったぜ」と顔色の悪い用心棒(石橋雅史)が刀を手に迫ってきた!と思いきや、「女に会いにいって、博打で稼いだ金だああ」小判をじゃらじゃら落としながら隣の男がばっさり斬られ、身代わりで御臨終

源さんが手拭から尾張屋を割り出したり、源七の家族がたまたま伊織(竹脇無我)と知り合いで、無実の罪を着せられ百叩きに遭って以来身体を壊した父親にお奉行様が謝ったり、というサイドストーリー(いや、こっちがメインか)があって黒幕は判明した。あとは抜け買いの現場を押さえるだけ。炙り出しの手紙をおすずちゃんに託した左平=左門さまは、用済みのボスを斬った用心棒を倒し、「俺が頭だ、文句はねえだろうな!」と荒くれ者を率先して次の取引先へと向かい、首尾よく一味をお奉行様に引き渡すことができたのだった(荷物の中をまだ確認していないのに「観念せい、尾張屋!」とビシッと言い切って観念させたお奉行様のやり方に「お奉行、なかなかのハッタリだぜ…!」と呟いてニヤリとする左平=左門さまがステキ〜!←完全贔屓目)

最後は与力姿でおすずちゃんを迎えにきてエンド。姿が変わると性格までころっと変わってしまう左門さまが堪能できる回である(脚本は宮川一郎さん)。

*写真左は牢名主に罪状を聞かれて「ちょっと、喧嘩しちまってよぉ」と恥ずかしそうに言う左平さん。右は「だってあんたならあたしを助けてくれると信じてたんだもん」とおすずちゃんにコクられた(?)ときの左門さま。

| http://www.amachi.info/blog/index.php?e=409 |
| TVドラマ(時代劇)::大岡越前 | 12:35 AM | comments (x) | trackback (x) |
PAGE TOP ↑