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長谷川伸シリーズ #11
「三ツ角段平」(1972年・S47・12月13日OA)

隈の半左親分(石山健二郎)の右腕代貸・三ツ角の段平(天知茂)は顔良し・腕良し・器量良しのくだけた男(のっけから笹の葉くわえてナマ足全開で舟こいでたり、縁日の喧嘩を丸く収めたりのくだけっぷりを披露)。彼がいるおかげで半左のライバル・鷹の茂十親分(天津敏)も迂闊に隈一家に喧嘩をふっかけられないでいた。しかし、半左親分が年甲斐もなく若い芸者の花吉(野川由美子)と所帯を持ちたいとゴネ出したことから、思わぬ亀裂が生じる。

親分のたっての頼みで花吉を身請けに行った段平に、おかみのお百(木暮実千代)は弱り顔。花吉には心に決めた相手がいて、先にあった茂十親分の誘いも断っているのだという。なさぬ仲の鷹一家には渡すまじと余計に勢い込む段平の前にその茂十が現われ、花吉は譲ってやる、ただし必ず半左の嫁にしろ、出来なかったら俺の言うことをなんでも聞けよとの奇妙な条件を提示した。無論そのつもりだと胸を張って承諾する段平だったが、実は花吉の想い人とは他でもない段平自身(だが本人はまるっきり無自覚)。それを知った茂十が、半左と段平の仲をこじれさせようと一芝居打ったのだった。

段平が半左との婚姻を勧めていると知ってショックを受けた花吉は、半左親分の執拗かつ強引な責めに逢い、とうとう想い人の名前を打ち明けてしまう。半左は嫉妬に燃え、何も知らない(知らなさすぎの)段平をウソの理由で数日間遠ざけてその間に花吉を手篭めにしてしまおうと画策。旅立つ直前にお百と茂十から真相を聞かされた段平だが、親分大事の彼は涙目の花吉を前にしながら何も言えずにその場を去る。

そして数日後、戻ってきた段平に、半左親分は「花吉はお前にくれてやる」と言って彼女の亡骸を指差した。花吉はほぼ片思いの段平への愛のために頑として半左を拒み続け、折檻の途中で死んでしまったのだ。これにはさすがの段平も堪忍袋の緒が切れたらしく、半左との親子の盃を割り、冷たくなった花吉をお姫様抱っこして家路に着いた。これで諍いが起こせると嬉々として手下を引き連れ迫ってきた茂十親分&手下たちを難なくやっつけ、隈一家に手を出すなとクギを刺した段平は、死化粧して横たわる花吉と祝言をあげ、いずこともなく去っていくのだった…。

*渡世人としては優等生だが女心に疎すぎる段平をいなせに好演。でも必要以上に型にはまりすぎているというか、見ていてどこかしらもどかしい不自然さも。1930年代に高田浩吉さん、はたまた片岡千恵蔵御大の主演で映画化されているので触手が動いたのかもしれないが、あまり似あう役柄ではないような気がする(でも本人は楽しそうだったからまあいいか)。

*脚本は宮川一郎さん。原作の結末を変えたのは、天っちゃんのキャラを生かしたかったが故なのだろうか(おかげで「正直者には福がある」的な話がとことん報われなくなっていたが)

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| TVドラマ(時代劇)::その他(単発など) | 12:03 PM | comments (x) | trackback (x) |
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