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ザ・ガードマン #102
#102「真夜中の標的」 (1967年・S42年 OA)

巷で金庫破りが頻繁に起きていた。自分ちの管轄じゃないから助かったよアッハッハ、といつもながら呑気で陽気な高倉キャップ(宇津井健)はじめ東京パトロールの面々のもとへ、ガードしていた宝石店の品物が丸ごと盗まれたという不名誉な知らせが入る。店に出向いた高倉たちは、でかい高級外車でビルに乗り付けた眼光鋭い男に遭遇。彼は宝石店のビルのオーナー、百億の財を持つ三東不動産社長・相良泰介(サガラタイスケ:漢字は当て字:天知茂)だという。

金庫破りの手口は一連の事件と同じ。そのあざやかな腕前から、8年前にムショを出て行方不明となった天才金庫師・マジックの健こと黒木健二(クロキケンジ:漢字は当て字)の名前が浮上する。10年前の黒木の写真を見て高倉は驚いた(合成チックな写真にこっちも驚いた)。先程見かけた相良に目つきがそっくりだったのだ。早速調べを進めたところ、戸籍もまっとう、指紋も違うという結果になるが、高倉ひとりだけは「あの目つきが気になる」と相良=黒木説を曲げない。

そのころ相良は須藤という男を訪ねていた。新東宝の僚友(=宇津井さん)の強引な推測通り相良は元・金庫師の黒木であり、その腕を借りたい昔の仲間の須藤が、彼を釣るため手口を真似た犯行を手下に繰り返させていたのだ。もう二度と金庫は破らないと誓った相良=黒木は誘いを撥ね付け、自分を真似たチンピラ金庫師の右手を潰すが、須藤は本物の相良の実妹・信子(ノブコ:高須賀不二子)を利用し、正体を世間にばらされたくなければ協力しろと迫ってきた。

同じく仲間だった相良を間接的に死に追いやり、戸籍を奪った負い目のある相良=黒木は、信子に全財産を託し須藤の手から逃そうとする。最初は彼を憎んでいた信子も、魅惑の横顔にほだされてか良い雰囲気に。しかし須藤たちに見つかってしまい、信子を人質に捕られた相良=黒木は、金庫破りを強要される。

2重扉の厳重な金庫のダイヤルをひとつひとつ慎重に合わせてゆくマジックの健(手つきと目つきがたいそう色っぽい)。最後の扉を開ける直前、須藤は相良=黒木に銃を突きつけた。が、功を焦った須藤がうっかり非常ベルを鳴らして動揺する隙に相良=黒木は銃を奪う。両者が睨み合う最中に高倉キャップが登場し、どうも彼を見ると殺傷能力が落ちる(気が抜ける)相良=黒木は、それでもいちおう須藤を台尻でどついてから銃を高倉に手渡した。拘束された彼の背中を、信子は涙で見送るのだった・・・。

*横向きやら正面向きやら目だけやら、とにかくアップが多用されていて、「キレ者」という言葉を身体全体で表わしているかのような36〜7の天っちゃん(役設定は42歳)を存分に堪能。切ないギターのBGMも雰囲気を盛り上げていた。

*しかし『マジックの健』・・・かっこいいんだか笑えるんだか微妙なネーミングだ(ラスベガスの金庫を開けて名を挙げたのでそんな名前になったそうだが)

*須藤の手下の一人、信子にナイフを向ける男にぴっちりポマード漬けの髪型&あごひげの宮口二郎さん。師匠以上にコワモテだった。

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| TVドラマ(現代劇)::ザ・ガードマン | 08:34 PM | comments (x) | trackback (x) |
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