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悪魔の囁き
『悪魔の囁き』 (1955年・S30)

(神保町シアターにて鑑賞)

博物館勤めの平田(中山昭二)は篤志家・大山(上原謙)の幼稚園に勤めるフィアンセの陽子(筑紫あけみ)とラブラブだったが、ある日陽子が何者かに拉致され、彼女の部屋にはイヤホン付きの囁く箱が。無線で指示を出し身代金をせしめる、近頃はやりのハイテク犯罪者・囁く男のターゲットになったらしい。気が弱そうでドジっぽい平田は無事に陽子を取り戻せるのか? 囁く男の意外な正体とは?

見るからにアレな平田の意外なモテ具合と、同じく見るからにアレな刑事(舟橋元)のドタバタあわて加減をほほえましく見守る映画のようだが、こちらは和んではいられない。なにしろ「黒眼鏡の男」(天知茂の役名)を探さねばならないのだ。

冒頭から血眼で黒眼鏡を探していると、陽子さんをさらう、ほんの一瞬だけでてくる奴が眼鏡マスク姿だったのだがいまひとつ決め手に欠け、もしや「黒眼鏡」ってのは「黒ぶち眼鏡」のことなのか?などと捜査範囲を広げかけた頃、囁く男の手下として、先ほど同様ご大層にマスクまでした黒眼鏡たちがわらわらと登場。いったい何の罰ゲームなのか。試されてるのか。

ただその中でも、相対的に小柄で背広がぶかぶかしてる、公衆電話に入って電話で指示を出していた(悲しいことに声は消されていた)眼鏡マスクが一番あやしいのではないか、と推理したのだが、それ以降は出番がなくてあっさりおしまい。同期の松本朝夫さんなんかちゃんと一人で映ってせりふもらってるのになあ。とはいえこれで役名ついてるってすごいことである(あとの黒眼鏡たちの立場はいったい…)。

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| 映画::新東宝 | 11:31 PM | comments (x) | trackback (x) |
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