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非情のライセンス 第1シリーズ #17
#17「兇悪の友」(1973年・S48・7月26日OA)

陰湿なリンチの末に射殺された会社ゴロ・角塚茂(石垣守一)の事件を矢部警視(山村聰)から任された会田(天知茂)は、角塚の女だったクラブの歌手・水木夕起子(篠ヒロコ)に“角さん”の友人と偽り接触を開始、俺と組んで、角塚が強請るつもりだった会社から大金をせしめようと持ちかけた。

角塚発行の最新業界紙には、4文字名前の会社の仮面を剥ぐという暴露記事が載る予定だった。夕起子はそれが、自分がかつて勤めていた三竹商事だとあっさり推測。実は彼女は営業部長の越野(田口計)と通じており、会田の出方を探っていた。

該当記事のゲラだけが何者かに抜き取られて所在不明であることを伏せ、あたかも角塚から証拠を託されたように振る舞い越野を揺さぶる会田。死んだ角塚の筆跡で紹介状や封筒の宛先やらをエキスパートに偽造してもらう用意周到さで挑むが、越野は動じない。既に彼は角塚同様、市川俊男(森次晃嗣)に会田の抹殺を依頼していたのだ。

市川がその昔、窃盗・前科三犯の夕起子の父を射殺したことで拳銃使用規定違反に問われ、出世の道を閉ざされた現職刑事であることを鈴木刑事(梅津栄)の調査で知っていた会田は、夕起子の家にいたところを家宅侵入と強盗未遂で逮捕に来た市川に逆に手錠を掛けた。角塚殺しは夕起子の幸せを思うためでもあったと語り、観念したようにみえた市川だが、土壇場で情けが湧いた夕起子が後ろから会田を花瓶で殴り彼を逃す。

両手に手錠をかけられたまま、ベランダから階下に降りてタイヤを撃ち抜く会田のハードアクションに怖気づいたのか(推測)、足を滑らせ自らの弾で倒れた市川は、不明だったゲラの在り処を告げると息を引き取った。

三竹商事の悪事は明るみに出た。会田の後、市川の墓を訪れた夕起子は、詫びに来たのだと言った。
「あたし、どうしてあの人をあんなに憎まなければならなかったのか…」

「それが人間っていうやつの弱いところさ。…しかし、人間ってやつは、自分でその弱さに気がつけば、強く生きていくこともできる。今の俺が君に言えるのは、これだけだがね」
(昭和ブルース4番に被って名言を吐く会田でエンド)

*タイトルの「友」とは、会社ゴロの角塚との友人関係をでっちあげたことなんだろうか

*初めての店では一番安いウイスキー、が会田の主義

*篠ヒロコさんのクラブでの歌(「ベッドで煙草を吸わないで」「女の意地」)は吹き替えかどうか不明

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| TVドラマ(現代劇)::非情のライセンス1 | 11:46 PM | comments (x) | trackback (x) |
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