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『明治天皇と日露大戦争』
『明治天皇と日露大戦争』(1957年・S32)

斜陽の会社を(一時的に)救った、初のアラカン天皇物にして大ヒット作。開戦からバルチック艦隊壊滅までの道のりが明治天皇(嵐寛寿郎)を軸にしたドキュメンタリー・タッチで描かれており、悲劇的要素が強い史実を、お涙頂戴ドラマに偏りすぎることなく淡々と映像化しているあたりにリアルさが感じられた。

前回見た日清戦争(『天皇・皇后と日清戦争』←製作年は1年後)同様、宇津井健は海で豪快に、高島忠夫は死亡フラグを立てまくりながら陸で戦死、丹波哲郎はどこかエラそうな海軍将校、細川俊夫はアラカン天皇の忠実な侍従長だったのだが、下関会議の邪魔をしたもみあげ狙撃犯(=天っちゃん)はというと、開始5分ほどで両腕を大きく広げて(長い指先がステキ)「二千年の歴史を守れー!」などと屋外で群集をアジっている背広姿の代議士センセイ(やはり明治なロングもみあげ&お髭付き)のひとりであった。出番がなかなか回ってこないのも困るが、2時間あまりの超大作でこんなに速攻で出てこられても後を見る気力が萎えるので考えモノである。

*代議士センセイが出席していそうな国民大会の様子が途中に何度も挿入されているが、壇上に座っていそうでいないあたりがもどかしかった(それにしても、ものすごい人数が画面にあふれている映画だ!)

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| 映画::新東宝 | 10:55 PM | comments (x) | trackback (x) |
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