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非情のライセンス 第3シリーズ #23
#199「兇悪の囮・危険率80%の護衛」(1980年・S55・11月13日OA)

「白昼の死角」でも有名(?)なエルバドルは、大統領の病を伏せて側近たちが好き放題。その有様を世間に公表せんと、大統領の主治医である日本人医師夫妻が日本へ極秘帰国した。ところが夫の車は狙撃され爆発炎上、目撃したライダーカップルまでもが消されてしまった。彼らを追ってきた凄腕ヒットマン、カルロス・ザ・ジャッカルの仕業である。

そんな折、友人に預けていた夫妻の愛娘がイギリス留学の途中に日本に立ち寄るという知らせが届く。妻のマリコ(左時枝)を、潜伏中のA地点から娘が待つB地点まで護衛する――それが今回の会田(天知茂)と北里(小野武彦)の任務だった。成功率わずか20%と言われながら「主権国家日本の名誉がかかってるんだ!」とはりきる会田&北里だが、下調べの合間にちゃっかり下調べされ、 A地点を出るなり次々に襲撃された。

カーチェイスの最中にふらりと現れた釣り人(おそらく一味)を避けようと派手にひっくり返った会田たちの車。負傷した北里を置いて、会田はマリコを連れて目的地へ向かった。途中、「虹の街を抜けろ」との助け舟を受けて地下街に入り込んだ二人だが閉じ込められてしまい、踊り場で背にナイフを受けて死んでいた「藤岡さん」(←仲間か?)が握りしめていた鍵をゲットしたはいいが、どこにも合わない。そのうち誘導するようにドアが開き、カルロスの車を避けながらB地点真裏まで来た二人は、そのビルの非常口ドアが手持ちの鍵で開くことを発見。ようやくB地点の真向かいまでたどり着く。

その頃B地点のホテルでは、娘のエミーが母の姿を必死で探していた。まもなくホテルを出て、空港に向かわねばならないのだ。それを見たマリコは娘に会いたさで半狂乱になるが、狙撃準備にかかっているカルロスを見つけた会田は、銃声が聞こえるまで出ちゃいけない、とマリコを諭す。だが、娘がリムジンバスで去ろうとした瞬間、彼女はとうとう外に飛び出し、カルロスの銃弾に倒れた。

間に合わなかった無念を弾に込めてカルロスを射殺、急ぎ舞い戻った会田の胸の中でマリコは呟く。
「ごめんなさい、あたし身代わりなんです――」
彼女はマリコの実の妹で、余命いくばくもなかったのだと、後で山路(柳生博)から聞かされがく然とする会田。あれほどに娘を思う気持ちも嘘だったのか――。しかしエミーは姉夫婦に養女に出したマリコの実の娘と分かり、その事実に僅かな慰めを見出すのだった(昭和ブルースは新録1番)

*第2シリーズの名作のひとつ#57「兇悪の壁」を彷彿とさせる展開。あれよりも大掛かりだったが、そんな「主権国家の名誉がかかっている」ような大事な護衛をはみ出し特捜部に任せていいものか。それにあの真相は、今回もすべてを知っていて任せたらしい部長の口から聞きたかったなあ(でもそれじゃ「壁」と同じになっちゃうのか)

*というより、あのままエミーちゃんがマリコに会ったら「…おばちゃん、誰?」ってなことになったんじゃなかろうか?

*下調べ中の会田&北里を盗撮していたエルバドルの面々。「これが今回の護衛、インスペクター・会田…ピストルの名手だそうだ」…いや、北やんもいるよ!

*おまけにもうひとつ。会田の車から連絡が取れなくなったときに居合わせたしずえさん(野川由美子)、「会田さんは大丈夫?」と真っ青。山路さんも「命を張ってでも悪党を叩き潰す、それがあいつの生き甲斐なんだ」「あいつは警察官じゃない、ただの冒険野郎だ!」などと会田論を激白。…だから北やんもいるから! しかも重傷なのは北やんだから!



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| TVドラマ(現代劇)::非情のライセンス3 | 03:14 PM | comments (x) | trackback (x) |
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