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非情のライセンス 第2シリーズ #79
#131「兇悪の道しるべ」(1976年・S51・4月22日OA)

山中で見つかった白骨死体・津久見のかつての同僚、久保辰吉(長門裕之)を訪ねた会田(天知茂)と右田(左とん平)。小さな運送会社のトラック運転手だった津久見は体を壊して退職した後、何者かを強請って殺された節があるのだが、運送会社は社長の病死(死因は肺がん)で潰れており、唯一事情を知る人物は辰吉だけだった。

津久見たち同様、肺をやられている様子の辰吉に、会田は彼らが有害な産業廃棄物の不法投棄に加担していたとの疑いを濃くする。そんな折、冒頭からこっそり(といっても物騒なガタイなので会田並にわかりやすく)辰吉をマークしていた赤根(藤山浩二)という男が辰吉を拉致、彼を消そうとした。そこをスマートに銃をぶっぱなして救った会田は辰吉を病院に連れて行き、精密検査を受けさせたのだが、ふとしたことで自分の病名(=肺がん)を知ってしまった辰吉は病院を抜け出し家族のもとへ。

「俺ァ死にたくねえ。お前達と一緒にいてェんだ!一緒に死んでくれー」と暴れながら妻の政子(園佳也子)の首を絞めようとする辰吉を必死で止める家族。やがて、政子と息子・良一(中沢清三)の間で辰吉はぐったりと動かなくなった。「おとうちゃん、死んでるよ…!」後から駆けつけた娘の千恵子(竹内美香)の目の前で父は死に、母と兄は警察へ連行されてしまった。「(あれほど黙ってくれと言ったのに)どうして病名を教えたんですか!」と政子に詰られた会田は言葉もない(もっとも今回ばかりは会田のせいではないのだが)。

辰吉はショック死ということで、政子たちには情状酌量の余地が認められた。津久見が強請っていた化学工業の社長(伊豆肇)に雇われていた赤根がすべてを自供、会田と右田は社長に逮捕状を突きつけるのだった(昭和ブルースは4番)

*#11「兇悪の夢」もそうだったが、長門さんは不幸の坂道を転がり落ちていく役柄が実に似合っている。

*ブルーのストライプ・スーツに黒ベスト&黒ネクタイを合わせた会田。地味にしたつもりかもしれないが、なんだかお通夜帰りのようである。

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| TVドラマ(現代劇)::非情のライセンス2 | 10:40 PM | comments (x) | trackback (x) |
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