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非情のライセンス 第2シリーズ #50
#102「兇悪の金」(1975年・S50・9月18日OA)

国際的ギタリスト、にしては場末のクラブで細々と演奏中の沖達也(剣持伴紀)の裏の顔は闇ドルをさばく地下銀行組織の運び屋。今日もクラブの歌手・小枝子(鮎川いづみ)を隠れ蓑にラブホテルに向かい現金3千万をギターケースに収めたのだが、帰宅するなり2人組に襲われてあっけなく死亡、彼をずっと張っていた坂井刑事(宮口二郎)は苦労が水の泡となり渋い顔。

2人組の正体はムショ帰りの佐川鉄男(佐々木剛)と金井三郎(山崎猛)。小枝子の幼馴染の鉄男は、彼女の話から犯行を思いついたものの、ボクサーくずれの三郎がうっかり沖を殺してしまったせいで身動きがとれなくなった。組織のボス・岩佐(伊達三郎)から資金強奪の責任を押し付けられた松宮(中田博久)が事情を知る小枝子をつけ狙う一方、右田(左とん平)は彼女を護衛、そして鉄男の動きは会田(天知茂)がつかず離れずマークしていた。

世の中は金がすべてだとふてぶてしく言い切り悪びれる様子のない鉄男だが、紙をこよってバレリーナを作る(某SNSの「紙ナプキンでバレリーナを折る会」とかに入れそうな)繊細さと小枝子への純粋な愛情を垣間見た会田は、そんな彼の良心に賭けるように鉄男を泳がせる。

八方塞がりでイラついた三郎は金を独り占めしようとし、小枝子や鉄男ともみ合いに。ナイフを取り出し暴れる三郎に小枝子が切られ、劣勢になる鉄男。その様子を見て飛び出そうとする右田を会田は制止した。黒幕(=松宮)がおびき寄せられるのを待っていたのだ。かくしてギリギリのところで松宮が到着、地下銀行組織は根絶やしにされた。傷を負いながらも「私が悪いんです!」と必死に自分を庇う小枝子の姿に、金では買えないものの存在に気づいてしまった鉄男は、「金がなんだー!」と3千万を地面にばら撒き慟哭するのだった(昭和ブルースは4番)

*#62「兇悪の星」に続き、今回も2号ライダー・佐々木さんはツッパリながらも会田になんだかんだと熱く励まされて(可愛がられて)良心に目覚める役だった。ちなみに宿敵・ゾル大佐(宮口さん)との直接的な絡みは無かったと思う。

*会田と鉄男がいたレーザーライフルの射撃場の名前が「レーザープレー・ゴルゴ」。グラサンかけて余裕ぶっこいている会田がデューク東郷チックではあった。

*右田刑事がさりげなく名セリフ:「あぶく銭は金じゃない。ただの紙っ切れだよ」

*エンディング、昭和ブルースをしょって歩く会田に蛇行するバイク3台が絡んできてなんだか危ないシチュエーションだった(むろん、避けたのはバイクのほうだったが)

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| TVドラマ(現代劇)::非情のライセンス2 | 02:59 PM | comments (x) | trackback (x) |
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