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江戸の牙 #25
「瓦版・醜聞を追え!」(1980年・S55・3月18日OA)

これをモノにできれば瓦版の売り上げ倍増まちがいなし、といわれる最近のネタは“菊と刀”ならぬ(むろん“菊とバット”でもなく)“菊と牙”。菊は人気女形の菊之丞(大出俊)、牙はもちろん江戸の牙である。

ゴシップをダシにして金を揺する悪名高い瓦版書きの寺岡祥風(青木義朗)は、このふたつを執拗に追いかけていた。茶店で偶然会った際、彼の日頃のアコギな振る舞いを軽くいなした剣さん(天知茂)に対し、祥風は「俺がほんとに書きたいのは江戸の牙ですよ、義賊だ世直しだと騒がれているが、しょせん奴等はただの人殺しだ。意地にかけても正体を暴いてみせるぜ!」とふてぶてしく言ってのける。それに少なからずムカッときたらしい剣さんは「果たして、おめぇさんに出来るかな…?」と思わず宣戦布告、かえって祥風の探索範囲を絞る結果に。

またタイミングの悪い(良い?)ことに本所界隈にいた雪さん(竹下景子)を発見した祥風は、彼女の父、大番頭・朝比奈軍兵衛(三船敏郎←今回も不在)と本所方(=剣さん)の関係にピンとくる。だが、祥風一味に詰め寄られピンチの雪さんを「どこのお嬢さんか知らないが早くお行きなさい」と白々しく庇って雑魚を釣り具で(文字通り)釣り上げた剣さんは祥風に言い放った。「江戸の牙がただの人殺しなら、おめえさんたちはただのゴロツキだ。本所方をなめるんじゃねえぜ! 俺の獲物はな、もっとでけえものだ。・・・江戸の牙よ。」この壮大な変化球攻撃に、さすがの祥風も言葉がない(しかし結局、朝比奈との“祖父の代からの主従筋”を調べられては撹乱にすらなっていないと思うのだが)。

一方、菊之丞の方は、かつての刃傷沙汰を掘り返され、当時その場にいた芸者で、今は呉服問屋の内儀に収まっているおせい(二宮さよ子)との関係をスキャンダラスに書き立てられて休業を余儀なくされていた。おまけにおせいに金をせびった祥風は、二百両を持ってきた彼女を力づくで犯す。

翌日、おせいは冷たい骸となって川に浮かんでいた。当時の刃傷事件を担当し、菊之丞とおせいの身を案じていた半さん(坂上二郎)の怒りは爆発。「俺と半さんで十分だ」という剣さんと共に、ふたりだけで祥風の元へと乗り込むのだった。

短筒で対抗する祥風だったが、あっさり半さんの槍でかわされ、瓦版舞い散る中で斬られ地に伏した。「俺は書けなかったが、てめえらの正体は必ずばれるときがくる・・・」そう捨て台詞を吐きながら。

*・・・で、最終回に突入するという訳だ。
*普段着を脱ぐと白装束(袴ナシ)。
*祥風のネタ控えによれば、剣さんの父上の名前は「精太郎」。
*「わたくしはもう、剣さまと会わぬほうがよいのでしょうか・・・」切ない恋心を露わにして去ってゆく雪さんの背中を、じっとみつめる剣さん。ポーカーフェイスすぎて心情がわかりません。

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| TVドラマ(時代劇)::江戸の牙 | 10:45 PM | comments (x) | trackback (x) |
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