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江戸の牙スペシャル Part2
Part2(DVD-BOX2下巻)には、#1「炎上!赤馬を斬れ」など計8本を担当したメイン監督、池広一夫氏(映画では「女妖剣」「悪女狩り」などの眠狂四郎シリーズや若親分シリーズ等で有名)のインタビューが収録されている。

まず『天知さんの思い出』として、とにかく真面目で、そのくせお酒が飲めないのに照れない人だったと、明智シリーズを例に挙げてエンターテインメントに徹していた姿を強調しておられた。後にシリーズを担当したが(北大路版第1作「妖しいメロディの美女」)「あれは照れるとダメだね」とのこと。

ただ、天っちゃんは真面目すぎて面白味が無いので、周りでもって弾ませて作ったのだとか。家に呼ばれる機会があったものの、相手が飲めないのに行ってもねえ、とお酒好きらしいコメントも。彼は自分が飲めないのに人を集めて、映画や芝居の話をするのが好きだったそうである。

他のメンバーでは、(若林)豪ちゃんも真面目で、天っちゃんといろいろと張り合っていたこと、特に殺陣師が天っちゃん御用達の人(安川勝人さん)だったのが豪さん的にはちょっと気に入らなくて、立ち回りの区別にうるさかったことを語っておられた(あと額の横スジを気にする余り、後家人鬘ではなくムシリになったということも)。

殺陣に関しては、監督自身は二刀流は型になっちゃうので好きじゃないんだけど天っちゃんがやりたがった、でも殺陣はショウタイムだと思っていたので、キザな立ち回りでも許容したのだそうである。

*坂上二郎さんは結構デリケートで、おひょいさん(藤村俊二さん)と張り合っていたらしいけれど、チームワークは良かったとのこと。

*新米同心ズでは、京本政樹が若いくせに走るのが遅かったり男っぽくなかったりで一番ダメだと思ってたそうな。

*Part1(DVD-BOX1下巻)の松尾監督同様、池広監督も「非情のライセンス」第3シリーズで2本監督を請け負っている。

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| TVドラマ(時代劇)::江戸の牙 | 10:38 PM | comments (x) | trackback (x) |
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