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闇を斬れ#17
「暗殺!兼子八郎左衛門」(1981年・S56・7月28日OA)

冒頭、娘の墓参りをしながら思い出に浸る白河藩公用人・兼子様(尾上松禄)。亡き娘・千草と新さん(天知茂)はデキていて、あるとき娘が殺されるか自害したかで、骸を抱きながら悲しむ新さん(当時は侍姿の鳥居ショウジロウさん)の回想シーンがここで挿入。このことがきっかけかどうかしらないが(何しろ初回を見逃しているので)、乱心して切腹、という偽装により闇の人となった新さんに思いを馳せながら「すまんショウジロウ、お主は墓参りも叶わぬ身」と大層すまながる兼子様だが、当の新さんってばこっそり森の茂みから覗いてるから大丈夫。しかしながらそれで田沼の放った忍び連中に見つかってるあたり、全然大丈夫じゃないのだが(ガード甘いよ新さん)。

マークされた新さんと接触した安斉さん(山城新伍)、渚さん(坂口良子)が相次いで田沼の手の者・三浦(小林・おやっさん・昭二)に掴まった。お嬢さんの一大事と顔色を変える哲(三浦浩一)だが、新さんは堪えろという。彼はとにかく主君・松平定信(沖雅也)命なので、わんこは助けても(そして自分は幾度となく助けられていても)仲間はおいそれと助けに行かない、実に慎重な、というと聞こえはいいが悪く言えば非情の男だ。仕方なく単身乗り込んだ哲は案の定捕らえられてしまい、三人揃って兼子様の前に引き出される。

その場は平静を装った兼子様だが、自分もマークされているため迂闊に動けない。急ぎ主君に告げると、定信公自らが新さんとコンタクトを取るために行動を開始してくれた。このあと二人が温泉で落ち合うという美味しい、というかすこぶる濃厚な(だって沖雅也と天知茂が仲良く褌姿でお湯に浸かってるわけですよ、沖さん元気そうですよ、天っちゃん色白いんですよ)シーンがあり、途中で全裸のくの一に襲われるというデジャブな展開に軽く眩暈(『狼男とサムライ』参照・・・というより時期的にむしろこっちが先か?)。

仲間を助け出せないときは斬りますと定信公に誓った新さんだが、渚さんの必殺武器・赤い鉄扇や安斉さんの爆弾(=口に放り込んでドカン)を駆使して敵を撹乱、あれ〜、それじゃさっき捕まえた奴らって別人?と思わせて三人を無罪放免させる知恵者ぶりを披露(というよりたぶん、珍しいことをやってみたかっただけかもしれない←天っちゃんが)。

しかし先のディープな逢瀬を偶然見かけてしまった町方役人(穂積隆信)の通告によって、とうとう闇狩人と白河藩の接点(=新さん)が田沼親子に知られてしまった。死んでるんなら、鳥居ショウジロウ=新さんの墓を暴いてみろと迫る田沼親子。無論死んでないから中は空のはず、と思いきや、棺を開けると変わり果てた侍の頭が。そういうこともあろうかと兼子様が娘の千草さんをこっちに埋めておいたのだ(実の娘の頭を侍ヅラにしてまで!)

してやられた田沼ジュニア(原田大二郎)はぶち切れ、親父(三國連太郎)に内緒で兼子様抹殺を命じる。防御むなしく、三浦&忍びの者たちに惨殺されてしまう兼子様が不憫。形見の刀を差し、キメ台詞を言う余裕もなく(黒頭巾を巻く余裕はあったようだが)おやっさん(三浦)以下バッサバッサと切りまくる新さんだったが、大ボスはまた逃してしまった。まあ田沼氏は歴史上の人物だからして、新さんレベルにやられたりするのはムリがあるというものだ。しかし、元締めがこんな早くに亡くなっちゃって、しかも闇狩人のメンツ割れまくりなのに、次回からどうするんだろう(まだ9話ほど残ってるのに)。

*いつもはオープニングしか出てこない面々が勢ぞろいした回をみるのは初めてだった。三國さん、デカくて貫禄あるなあ。

*新さんのヅラがちょっと変わったんじゃなかろうか(素浪人風から、愛染@狂四郎無頼剣みたいな感じに)

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| TVドラマ(時代劇)::闇を斬れ | 11:38 PM | comments (x) | trackback (x) |
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