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ああ忠臣蔵 #18
「五十七人の付け人」(1969年・S44・8月2日OA)

箱根での受難(前回)にもめげず、内蔵助の書状を携え江戸入りを果たした神崎与五郎(中山仁)を、仲間たちは温かく出迎えた。道中を共にした八重(宮園純子)も、小豆屋の手代・善兵衛となった神崎に励まされ、養父の仇・大須賀次郎右衛門(加賀邦男)を探すため、浪人達が多く集うという料亭「川梅」に仲居として入り込む。

八重はそれと知らず小林平八郎(戸田晧久)と清水一角(名和宏)の部屋を任されるが、ある仲居から担当を代わって欲しいと持ちかけられた。これも彼女の知らないことだが、相手は先に住み込みで働いていた毛利小平太(トメ位置:天知茂)の愛妻・お艶(広瀬みさ)。吉良家の付け人募集を目的に「川梅」に現れた両名のことを早速小平太に報告したお艶は、夫の顔色がすぐれないことに不安を覚える。だが小平太は月のせいにしてはぐらかし、夫婦離れ離れの生活を憂う彼女を「大事決行の時までは…」と優しく諭した。

一方、神崎もまた小平太の顔色の悪さが気になっていた。実際、そんなに悪くはみえないのだが(暴言)、10話ほど御無沙汰だったりこれが初対面だったりで反応が鈍かった江戸詰メンバー(坂口徹、宮内洋ら)も、彼の指摘で「もともと丈夫ではないくせに負けず嫌いだからなあ」「江戸へ来て無理をしたのではあるまいか」などと一斉に心配顔に。そして、それが合図であったかのように、夜道で小平太は咳の発作に見舞われた。

道端の水桶に突っ伏し、口元を拭った血染めの懐紙を落としてグロッキーな小平太は、覆面男女の会話から「小林平八郎」の名を漏れ聞いてハッとなる。男は吉良家用人・松原多仲(遠藤辰雄)。小平太は首筋に黒子のある女の方を尾行するが、尾行に不向きな典型的天知キャラの御多分にもれず(体調不良のせいもあり)まんまと巻かれてしまった。

小平太を巻いた女は、山科で主税(三田明)といい仲になっていたおぬい(土田早苗)だった。「川梅」で小林と彼女の密会現場を見たお艶からの報告で、おぬいが吉良の間者であると確信した小平太は、来月にも江戸入りする御城代にもしものことがあっては大変と、明朝京都へ経つらしい彼女を追って上洛を決意。とはいえ、1日に1度の逢瀬だけを励みに我慢してきたのに…と嘆くお艶がさすがにいじらしく、すぐ戻るから、と抱き寄せるのだった。

(八重の仇は吉良邸召抱えとなり、神崎とふたり、仇がいる屋敷を見つめて終わり)

*小平太さん喀血開始の巻(といっても本人は特に驚いていなかったので、既に何度か吐いている模様)。そんな弱った体で京都へ行かんでも、江戸詰メンバーには仮面の忍者だとか改造人間だとか妖術使いだとか体育会系がうようよいるのになあ。

*イケズそうな仲居頭の折檻を受けながらもけなげに密偵を続けるお艶さん。大事(討ち入り)が決行されたからといって幸せになるわけではないので、余計不憫だ。

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| TVドラマ(時代劇)::ああ忠臣蔵 | 12:42 AM | comments (x) | trackback (x) |
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