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大忠臣蔵 #41
「決闘 堀部安兵衛」(1971年・S46・10月12日OA)

11月の寒空の中、ひとりで町を巡回中の清水一学(クレジット最後尾:天知茂)は、討入りの下準備に余念がない堀部安兵衛(渡哲也)にばったり出会う。安兵衛の行動を咎めるふうでもなく、その様子では俺たちが刃を交える日もそう遠いことではなさそうだな、と穏やかに言う一学さんに「(お前を)他の者に討たせはせぬから、安心していろ」と返す安兵衛、相変わらず義兄弟の絆はがっちりだ。

その安兵衛が、吉良邸に増設された土蔵を調べに単身で屋敷に忍び込んだ。屋敷内は討入りに備えて警備がすこぶる厳重。やべえ見つかるかも、というときに突如現れたのは、兵法者の勘とでも申しましょうか、なんとなく寝付かれなくて・・・と非番にも関わらず屋敷内をぶらついていた一学さん(たぶん義兄弟センサーが作動したのだろう)。直接気づくことはなかったが無意識に救ってくれた友(=一学さん)のおかげで、安兵衛は土蔵のからくりを発見できた。

一方、米屋という触れ込みで吉良邸を偵察している前原伊助(若林豪)は、吉良に雇われた町道場の荒くれ者たちに眼をつけられた。伊助と仲の良い安兵衛は、道場主の荒巻一心斎(青木義朗)との果し合いを決意、大石内蔵助(三船敏郎)に迷惑はかけられぬと脱盟届を出して約束の場所へと向かう。祈るしかないと言う大石たちに対し、彼だけを死なせるわけにはいかないと伊助も槍を持って後をつけた。

大勢の手下を引き連れて待っていた荒巻は、卑怯でも何でも勝てばいいのだと人海戦術で二人を苦しめる。さしもの喧嘩安兵衛もこれまでか!と思われた瞬間、「この勝負、俺が許さんっ!」と一学さんが力強く駆けてきた(義兄弟センサーおそるべし、というわけではなく、親切な部下が知らせてくれたおかげである)。正々堂々と1対1で勝負しろ、さもなくば俺が相手だと二天一流の構えで殺気立つ一学さんを前にしてクルッと向きを変えた荒巻(怖かったのか)は安兵衛に対峙、卑怯にも背後から切りかかろうとしていた手下ともども、彼の刃の餌食となった。

「どうだ久しぶりに一献」「立場上“堀部安兵衛”とは飲めんが、偽名のお前となら」なんてことを言い合いながら笑顔で帰る義兄弟ズ(+伊助)の様子に、やはり心配で来たらしい(たぶん一学さんが来なかったら自分が荒巻を瞬殺しようと思っていたに違いない)大石も安心したようにその場を去るのだった。

*討入りまであと1ヶ月(=10話分)。今度会うときは雪の吉良邸で死闘を繰り広げる運命の義兄弟の最後の友情話(だと思うとちょっと泣ける)。

*丹波さんがいないお陰で最初で最後の(?)トメ位置に収まった天っちゃん。普段と比べて声が少々かすれていたような気もしたが、堂々といいとこ取りをしていた(さすが最後尾)。おまけに今回も“紫のひと”は健在。特に決闘シーンでの三つ巴紋がちりばめられた紫の袴はインパクト大だ(さすが最後尾←関係ない)

*8年後には殺戮チーム(違)を組む豪さんと天っちゃんだが、同じ画面に収まれど会話は直接なかったようだ。ちなみに豪さんは今回もピンクたすきで頑張っていた(あれが好きなのか?)

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| TVドラマ(時代劇)::大忠臣蔵 | 11:44 PM | comments (x) | trackback (x) |
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