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地獄の左門 十手無頼帖1
地獄の左門 十手無頼帖(1982年・S57・1月29日OA)

泣く子も黙る丑三つ時(推定)。ひとんちの蔵から小判ざっくざくの箱を運び出さんとする黒装束集団に突如ふりかかる天の声(文字通り)。
「おう不知火、あいかわらずの荒稼ぎだな」
「て、てめえ、地獄の左門・・・!」
天井からスマートに降り立った与力装束の男(天知茂)は盗人連中を不敵に見据えた。
「そんなに死にてえか・・・死にたきゃとっくりみせてやらあ、神山左門の地獄の舞だ!」
べらんめえ調で言い放つなり唸りを上げる白刃! バタバタと倒れ伏す悪党たち!十手まるで飾りモノ(というより持ってたかどうかも不明)!

・・・とまあオープニングから怒涛の暴れっぷりを披露してくれた南町与力・神山左門さまは、最近とみにのし上がってきた豪商・丸屋利兵衛(成田三樹夫)の悪事を暴こうと奮闘中。上司であるお奉行(いれずみ判官=遠山金四郎!:片岡千恵蔵)の制止もなんのそので追いつめるのだが、ワルぶりでは一枚上手の丸屋ミッキーは老中や勘定奉行と結託し、左門さまへと魔手を伸ばす。留守中に奥方は何者かに強姦されショックで自害、左門さま自身は金山探索のための囚人監視、という名目で孤島へと飛ばされてしまった。

部下を2名引き連れて荒くれ者たち(いつもの天知ファミリー御一党)と金を探すことになった左門さまだが、丸屋の策略によって何者かに命を狙われまくる羽目に。丸屋と繋がっている刺客は誰か? 奥方を死に追いやった「右胸に傷のある男」は? ぶーたれる浪人組、怪しい極道医者、きわどい場面でいつも現場をうろちょろしている正体不明の女など、敵味方が入り乱れて謎を呼ぶ(それなりにサスペンスな展開)。

だがどんな状況でも、絶対死なないばかりか怪我すらしそうにない落ち着き払ったコワモテ左門さまに適う者がいるはずがない。真相を究明し、金までちゃっかり掘り当て密かに江戸へ戻った左門さま一行は、丸屋たち黒幕を例の地獄の舞で一網打尽にしてのけて(やっぱり十手は使っていなかったが、裁きはお白州で行なった模様)無敵のハッピーエンド。神津善行氏の黄門チックなリズム&軽快なトランペットの音楽が盛り上げてくれた。

*もともと神山左門というキャラクターは「大岡越前」から来ていると思っていたのだが、「江戸の牙」&「闇を斬れ」を経由したせいかどうか、家紋だけでなく性格もワイルドに変貌していた左門さまに軽く眩暈。 吟味方与力じゃなかったのか左門さま。十手持っててくれなきゃダメだ、人をばっさばっさ斬っちゃダメだよお!(特にオープニング)・・・もしや「十手無頼帖」とは「十手に頼らない」って意味なのか?

*エンドクレジットで役名が「神山左門」ではなくストレートに「地獄の左門」になっていたことにも眩暈

*原作は川内康範氏とのこと。「月光仮面」や「レインボーマン」の原作者だ。・・・左門さまも彼らと同列ってことか

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| TVドラマ(時代劇)::地獄の左門 十手無頼帖 | 12:03 AM | comments (x) | trackback (x) |
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