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炎の河 #21
第二部・花ひらく炎(6)(1963年・S38・5月14日 PM1:30-1:45 OA)

「女シリーズ 炎の河」(=「続・炎の河」)21話の台本を入手。この回のキャストは(台本のまま引用すると):

渥美葉子 : 高倉みゆき
海老名昭二郎 : 天知茂
和子 : 春風すみれ
(ミナミのバー“翡翠”のマダム。海老名と同年輩。太っ腹で包容力がある。痩せぎすな美人)
バーテン : 高橋英介
(住み込み。十九か二十。美少年)
女秘書 : 松島和子


*入手したのはその「美少年」のバーテン役の方の台本らしく、ほんの二言三言のセリフのところにも下線を引っ張って「はっきりと」など書き込みがあってリアルだった

天っちゃんと高倉さんには人物紹介はないが、どうやらヒロイン・葉子は離婚したてで喫茶店の経営に乗り出そうとしていて、資金が足りない分を、宝石商を営んでいるらしい海老名氏に借りに来るところである。タイトルバックでいきなり

応接の椅子に腰掛け、例のパーコレーターの珈琲を前に珈琲をすすりながら、ダイヤの指輪を手に眺めている昭二郎

なんてシーンから開始(そのあと溜息まじりの独り言ナレーションも付く)、すぐに葉子さん登場。指輪に気付いて「あらこれ、わたしにくださるの?」と喜んで指にはめちゃう葉子さんだが、「いやいやこれは頼まれもので」と自分の指にはめて見せびらかしながら眺める昭二郎。きっと当時の華奢な指にダイヤは映えただろうと思われるが、いい奴なのかそうでないのかよくわからない。そのあと葉子さんが百万円借りにきたと知って

昭二郎:ほう・・・とうとうぼくに借りにきましたね。これまでは、ぼくはことわられどうしだったんだが・・・(と、にやり)

と言うのだが、この「にやり」もなんだか意味深(しかし、資金を丸ごと周旋屋に渡すと言う彼女を心配しているようなそぶりもある)。

次の場面はバー「翡翠」。やはり葉子さんは周旋屋に騙されて資金を全部取られてしまい、昭二郎がここにいると(彼の会社で)聞いてやってきたのだった。ネグリジェ姿で現われたマダム・和子に2階へ通されると、そこには同じくガウン姿でタバコをぷうぷうふかしながら(←そう台本に書いてある<ぷうぷう)新聞を読んでいる昭二郎がいた。気まずく見詰め合うふたり。だが“太っ腹で包容力がある”マダムはそんな二人の様子もなんのその、「なんかウチに出来ることあったら、力になったげるわ」と協力を惜しまない。そこで葉子さんは、ある方から百万円借りているので、ここで働かせてもらえないかと(ある方=昭二郎であることは伏せて)切り出し了解を得る。その時、マダムの手に輝く例のダイヤの指輪を思わず凝視する葉子さん。

和子:これかいな・・・さっき、うちのひとにもらいましてん・・・やさしおまっしゃろ・・・

うちのひとかよ! との内心の驚きを隠し寂しそうに微笑む葉子さん。ベッドに寝転がったまま無言の昭二郎。・・・というところでおしまい。うーん、続きが気になるなあ。←既に昼メロのとりこ

*毎日放送・七ふく製薬提供。

*製作スケジュールが

本読み・立稽古:5/1(火)12:00~18:00
ドライ:5/3(木)24:00~1:30
カメリハ:2:00~3:30
VTR本番:3:45~4:00


と書いてあるのだが、このカメリハ・本番の2時とか3時というのは、もしかして午前なのだろうか? ベッドに寝転がったらほんとに寝ちゃいそうだ。

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| TVドラマ(現代劇)::その他(シリーズ) | 08:32 PM | comments (x) | trackback (x) |
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