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ありったけの青春
ありったけの青春(1964年・S39・2月29日OA)CX 20:00-20:56

原作:藤原審爾
出演:天知茂、小坂一也、久保菜穂子、高津住男、中島そのみ、利根はる恵
【にわか役者になった愚連隊】
原作は藤原審爾の「ぐれん隊純情派」。若月組組長が密輸容疑で捕まった。残された子分たちは権田組にナワ張りを荒されて手も足も出ない。そんな時、若月組のチンピラ錦之介(小坂一也)のもとにドサ回りの一座の座長だった父親が死んだという知らせがはいった。錦之介には一座を引きつぐ気はなかったが、兄貴分の三吉(天知茂)や松(高津住男)のあとおしで、とにかく引き受けることにする。松や三吉は、一座の小道具を売りとばして若月組の再建資金にしようというハラがあったのだ。だがにわか役者として舞台に立った彼らは、しだいに一座に愛着を覚えるようになる。他に久保菜穂子、中島そのみらが出演。

(夕刊あらすじ) 父親が死んだのでドサ回り一座を引きついだ錦之介のもとにチンピラヤクザが入り次第に人間的になっていく話。
(以上、朝日新聞縮刷版より引用)

(以下、ほぼネタバレのあらすじ@週刊TVガイドより)
【ちんぴらヤクザの純情】

がらく太の青春 ←TVガイド誌ではタイトルがこうなっていた
<フジテレビ 後8:00>

脂ぎった人間性をえぐりだすことが得意な作家、藤原審爾のこれは珍しく、ちんぴらやくざの純情を謳いあげた小品。
若月組と権田組は犬猿の間柄である。若月組はこのところ落ち目だ。というのは、親分が密輸の疑いでサツにあげられたからだ。裏には、権田組の密告があったと、若月組の若いもんは思っている。
三吉、松の二人は若月組の若いもん。同じ錦之介も旅役者の一座からやくざの世界に入った男だ。
錦之介がやくざの足を洗うことになった。かつて、自分の父親が座長をしていた一座の解散を見るにしのびなかったからだ。
三吉と松の二人は、手もちぶさただったし、ひょっとするとウマい汁が吸えるかも……という腹つもりで同行することになった。
ところが、うまい汁を吸うどころか、一座の窮状は惨めなものであった。そこはやせても枯れても男一匹。松と三吉の二人はひと肌ぬいで、にわか役者に転向、結構、客席をわかせた。
ある日、若月組の姐御、テル子から電話があった。
権田組の密告だというたしかな証拠をつかんだというのだ。
三吉は、ひとりで上京し権田組の組長を刺した。
「父帰る」の舞台は三吉や松の熱演で、長男を演じた三吉は幕がおりてからも舞台にひっぱりあげられる始末。
舞台のソデに刑事が三吉を待っている。殺人容疑だ。井上三吉の一世一代の芝居はこうして……。

原作:藤原審爾
脚本:田村幸二
演出:吉田央
配役:三吉…天知茂、松…高津住男、錦之介…小坂一也、姐御…久保菜穂子、ほかに利根はる恵、中村是好、春江ふかみなど (56分)
*原作の主人公は錦之介で、そもそも「三吉」という人物はおらず、松の弟分に「豊」というのがいて、彼が相手のボスを刺して刑事に捕まるエピソードがちょこっと入っているだけだった(劇も「父帰る」ではなく鼠小僧)。朝日とTVガイドではあらすじの書き方がまるで違うので分かり難いが、クレジットからすると、三吉メインで筋を大幅に変更しているようだ。ある意味、舞台初出演(?)がこれかもしれない。

*同名タイトルの映画が1963年に公開されていて、こっちのほうが原作に近い(かなりハッピーエンド気味だが)
*ちなみに「ぐれん隊純情派」には「地平線がぎらぎらっ」も収録されている

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| TVドラマ(現代劇)::その他(単発など) | 09:27 PM | comments (x) | trackback (x) |
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