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非情のライセンス 第2シリーズ #99
#151「兇悪の殉職・右田刑事」(1976年・S51・9月16日OA)

背広の新調(強引に)を条件に、広域暴力団壊滅作戦を遂行中の会田(天知茂)のカバーに回ってくれと矢部警視(山村総)に頼まれた右田(左とん平)。祖父江組の高額な上納金が払えず難儀している支部長の梅津(桑山正一)に牙を剥かせろとの命を受けてしぶしぶ梅津と接触するが、病気持ちで気の優しい彼に、組長に楯突く気は毛頭ないと軽くいなされる。

祖父江組が彼への鉄砲玉として村上雅(越村純一)という青年をリクルートしたことが判明してもまったく慌てない梅津、そしてなんとか彼らの間でひと悶着起こし、祖父江組解体を目論もうとする矢部&会田の態度に、梅津に父親のようなシンパシーを感じてしまっている右田は焦燥を隠せない。

会田が組長の祖父江(富田仲次郎)を雇われ者のヒットマンぶって刺激したことで、雅が梅津を狙いに出動。大金を渡し「仕事が済んだら親父に会わせてやるよ」と笑顔で送り出した祖父江は、行方不明の彼の父がターゲットの梅津その人だと知っていた。そして梅津も雅が息子だと気づいており、彼に撃たれるなら本望だと、右田のマークをかわして雅に対峙する。

右田が駆け付けたときには、梅津は銃弾に倒れ、父の証拠だという“男一匹”の刺青を梅津の体に発見し自分の行いに泣き崩れる雅の姿が。おまけに雅は祖父江組の連中に射殺されてしまった。完全に頭にきた右田は、祖父江を逮捕せんと単身で乗り込むのだが、梅津サイドの刺客だと思われて(←たぶん会田のせい)、子分たちに蜂の巣にされてしまう。

一方、雅を追ってホテルまで行ったはいいが雑魚に手こずりまくり、ずいぶん遅れをとって現場へたどり着いた会田は、血まみれの右田をみて逆上、祖父江や部下を一人残らず撃ち殺す(弾丸無尽蔵)。そして祖父江の死体を右田の側まで蹴飛ばしながら運ぶと、彼の手にあった手錠をしっかりと掛け、生前の思いを代行した。部長もそんな会田の行為を静かに黙認、「バカタレ、とんでもねえところではみ出しやがって…!」と部下の死を悼んだ。

さびしくなった特捜部屋で、右田を回想する会田。そんな彼に「これを右田に着せてやってくれ」と矢部は真新しい背広を手渡すのだった(昭和ブルースは1番)

*不幸な境遇に生まれ、弱者に優しかった右田さんらしい最期に合掌。矢部さん、いくら会田が心配だからって(←想像)、彼を援護につけるのはどうかと思うなあ。おまけに右田さんのために新調した背広が会田みたいな紺ストライプってのもどうかと思ったぞ矢部さん(ウルッとくるはずのラストで笑いが漏れてしまった)。

*でもって今回の会田、去りゆく人に華を持たせなきゃ〜、という趣旨はわかるが間に合わなさすぎなのがトホホだった。

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| TVドラマ(現代劇)::非情のライセンス2 | 10:32 PM | comments (x) | trackback (x) |
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