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非情のライセンス 第2シリーズ #96
#148「兇悪のカムバック」(1976年・S51・8月26日OA)

「シュザンヌ、君は幸せかい…?」
恋人を友人に奪われながら、彼ら夫婦の幸せを念じ続ける男を描いた舞台「ミッシェル・オークレール」。数年前、啓子との辛い別れ(#95「兇悪のめぐり逢い」参照)を経験した会田(天知茂)にとって、当時見た舞台上の主人公ミッシェルの心情は痛いほど伝わってくるものだった。その舞台の後体調を崩し、今また5年ぶりにカムバックを果たした主演俳優・狭間次郎(西沢利明)の記者会見を偶然TVで見た会田は、彼の表情の暗さが気になった。

そんな折、マンション内で殺しが発生した。被害者・竹内節子(上野淑子)は会田が追う宝石密輸ルートとの関係が濃厚、しかも第一発見者&通報者は狭間だったことから、会田は一課の向こうを張って独自捜査に乗り出す。節子は狭間のファンで、後援会設立の相談を持ちかけられた彼が部屋を訪れたところ、事切れた彼女が床に倒れていたらしい。まもなく下田(山崎純資)というチンピラが捕まり、通り魔的な犯行かと思われた。ところが彼は、宝石密輸に一枚かんでいる沢田(田島義夫)の指令で、節子のマンションから手帳を奪おうとしていたことが判明。おまけに、刺し傷の数が供述とは違っていた。

会田は狭間に5年前の舞台に感動したことを伝え、わだかまりを抱いたままあの役を演じて欲しくない、とそれとなく自白を促す。帰宅後、妻・幸子(三浦真弓)に真実を打ち明ける狭間。結婚を強要するまでにエスカレートしてきた節子を、混乱に乗じて致命傷を負わせ殺した、と語る夫の言葉に耳を塞ごうとする幸子だったが、狭間の決意に打たれる。そして、盗聴器をしかけて狭間宅を張り込んでいた会田と浮田(松山英太郎)も、初日を終えるまで彼をそのままにしておくのだった。

かくして5年ぶりの舞台の幕は上がり、精一杯ミッシェルを演じきった狭間は、妻に見送られながら会田たちの元へと歩みを進めた(昭和ブルースは1番)

*前回の話を引きずっている会田。よっぽど啓子さんがエリート佐伯と結婚したのが辛かったんだなあ。

*橘班長(渡辺文雄)との舌戦は相変わらず絶好調。勘で狭間=犯人説を唱える会田に「捜査は勘じゃないよ、データだよ!」と突っ込んだ班長さん、この事件に口出しするのは何か裏があるんじゃないのか、俺にも教えろよ、と迫って「データのないことは喋れないね!」と突っ込み返されていた(そのやりとりを見ながら「ほんとにコイツら懲りないなあ」ってな顔で微笑んでる矢部さんがこれまたいい感じ)

*絶好調といえば、その筋のおねーさんをホテルに誘ってのお姫様抱っこ(もちろんby会田)もあり。

*母お気に入りの天野新士さん(←今ならマツケンの奥さんのパパ、といったほうが分かりやすいかもしれない)の名前を見つけたのだが、クレジット自体は悪くない位置ながら、顔もよく分からないようなチョイ役(=狭間のマネージャー風の人物)で視聴者(主に母)の溜息を誘っていた。

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| TVドラマ(現代劇)::非情のライセンス2 | 10:36 PM | comments (x) | trackback (x) |
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