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非情のライセンス 第2シリーズ #82
#134「兇悪の接吻」(1976年・S51・5月13日OA)

グラマー美女の出てくる映画を見た右田刑事(左とん平)、会田(天知茂)を相手に実演して(右田に迫られて「お、おい…!」と真剣にうろたえてた会田が笑える)ご満悦。それじゃ俺も行こうかな、じゃあボクももう一回、と二人でその気になっていたところへ事件の知らせが。

金を奪われた上にナイフで一突きされた被害者はレトロな映画館の主人。その殺しの手口は上映作品とまるで同じだった。現状の指紋や凶器から、犯人はフィルム運び屋の青年・中田敏彦(多宮健二)で決まりと思われた。不良で厄介者のトシならやりかねん、皆がそう思っている中、映画館の事務員・純子(松木聖)だけは彼の無実を信じていた。事件の頃、ふたりはいつもの場所――スクリーン裏――で束の間の逢瀬を楽しんでいたからだ。ところが当日、自分の先天的な脚の欠陥を治す費用にとトシから受け取った金額が盗まれた金とほぼ同額だったため、アリバイを打ち明けられずに純子は苦悩する。

そのことを綾(岸田今日子)の仲介で純子の口から聞いた会田は一課にトシの保釈を要請。だが皆に疑われ自暴自棄になったトシは死んでやるんだー!と会田を振り切りバイクで突っ走った。「じゃあ勝手にしろ!」そう言うなりバイクを撃って止め(←勝手にさせる気ナッシング)、「甘ったれるな!世の中のカスはお前だけじゃない! この俺だって掃き溜め育ちだ。そして昔はろくでなし、札付きの不良といわれたもんだ!」と久々に兇悪な過去を持ち出し説教をはじめる会田。左ハンドル(復活)に乗ってぱりっぱりのスーツを着たおっさんに諭されてもなあという感じだが、“原爆で死んだ俺の両親は遺骸もなかった、でもどんな形であれお前にはおっかさんがいるじゃないか”と母親のことを持ち出され、さらに純子が駆けつけたことでトシは大人しくなった。

映画館主を殺したのは、立ち退きを迫り断られた窪川(松尾文人)が雇ったチンピラ(たこ八郎)だと判明、トシの無実は立証された。なさぬ仲の母・キヨ(絵沢萌子)とも和解し、定職を得たトシは、いつもの場所で、スクリーンの恋人達と重なるように純子と抱き合うのだった(昭和ブルースは1番)

*新東宝の映画が3本立てで上映されていそうな古い映画館での殺人事件。上映作品名がずばり「兇悪の接吻」なのも効いている。

*トシが寝泊りしている部屋に「吸血鬼」と書かれた看板がおいてあったのだが、あれはやっぱり『女吸血鬼』か?(ちなみにそこの映画館の主人は天っちゃんと同期の小笠原弘さん)

*森谷刑事(梶健司)、冒頭のトシに注意。「ヘルメット被らんと、危ないよ!」それは前回の会田にも言ってやってください森谷さん。

*綾さんのお店「F」の入り口の位置が変わったような気がする(扉を開けたら階段を下りるんじゃなかったっけ)

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| TVドラマ(現代劇)::非情のライセンス2 | 10:35 PM | comments (x) | trackback (x) |
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