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非情のライセンス 第1シリーズ #29
#29「兇悪の甘い影」(1973年・S48・10月18日OA)

古物商射殺事件を目撃したという女文字の投書が特捜部に舞い込んだ。便箋が特定会社のものだったことから、主婦の中丸悦子(団令子)が浮上するが、彼女は投書には覚えがないと言う。電話に怯える悦子に、会田(天知茂)は彼女が既に犯人に脅迫されていることを見抜く。

会田の読み通り、悦子は射殺犯・西(勝部演之)から、喋れば家族を殺すと脅されていた。不審な電話や警察の訪問を、姑の昌江(原泉)や義理の妹の久美(西尾三枝子)に責められた悦子は、「この先口をつぐんだら、息子に本当の勇気を教えられない」との会田の言葉を思い出し、家族の前で事件のことを打ち明けるのだが、昌江らは、息子の謙二(小塙謙士)は先妻の子だからどうなってもいいんだろう、と警察へ協力するという悦子を詰る。

四方(葉山良二)と坂井(宮口二朗)が電話を逆探知するために中丸宅を訪問するが、夫の信一郎(本郷淳)の困り顔をみて愛が冷めそうな悦子。そこへどうやら家の近くで張っているらしい西から、余計な人間を返せと再び電話がある。

一方、会田は殺された小室(河合絃司)と関係のあった古美術商会の鳴海(野村明司)の元を訪れた。支配人室に隠れていた鳴海は、仏像の中にダイヤを仕込んでの密輸が小室にばれ、強請られたことが原因で刺客を放ったことを吐いたが、忍び込んだ西に殺されてしまう。これで西の犯行を知るものは、悦子一人になった。

中丸宅では、外へ出ようとした悦子が坂井と会田に見つかっていた。犯人と以前からの顔見知りではないのかと突かれた彼女は、何の権利があって家族を壊そうとするのかと激しく否定。だが会田の「過去を振り返って壊れるような家庭には、本当の幸せは無い」に打たれ、夫と知り合う前に西と関係があったことを告白、彼の住所を知らせた。

悦子が喋るわけはないとタカをくくっていた西は、アパートに坂井が来て驚いたものの、彼を撃ち逃走、雄三(久地明)という男と共謀して、中丸宅を張っていた鈴木(梅津栄)を昏倒させて家へ入り込んだ。中には四方がいたが、人質を取られて銃を捨てざるを得ない。絶体絶命の状況で、悦子は家族の前に立ちふさがり自らを銃口にさらした。

間一髪で会田が駆け付け、四方との連携プレーで無事に二人を逮捕。すべてが済んだ後、悦子は黙って出ていこうとするが、それまで懐かなかった謙二が「ママ、行っちゃいや!」と彼女に縋る。そして先刻の捨て身の行為で悦子の愛の深さを知った家族たちも、彼女を受け入れるのだった(昭和ブルースは2番&4番)

*いびられまくっていた悦子さん、非ライには珍しいことにまずまずのハッピーエンドを迎えて何より。

*今回も矢部さん的なまとめ役の会田が美味しい部分をかっさらう回だった。

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| TVドラマ(現代劇)::非情のライセンス1 | 11:59 PM | comments (x) | trackback (x) |
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