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『のんき裁判』
『のんき裁判』(1955年・S30)

悩殺罪だとかハート窃盗罪だとかで新東宝のスタアたち(高島忠夫、小林桂樹、丹下キヨ子、森繁久弥etc)が続々と実名で法廷に担ぎ出され、裁判長(藤田進&大河内伝次郎)や検事(田崎潤、田中春男、堺駿二)、弁護士(笠置シヅ子、曉テル子、坊屋三郎)たちと喧々ゴウゴウたる騒ぎを巻き起こす、新東宝8周年を記念してのオールスター映画。

撮影が忙しくて出廷できないという若山富三郎さんたちを訪ねて「移動裁判」としゃれこんだのんき裁判所の面々は、時代劇(次郎長シリーズ)のセットでスタアと喋ったり自分が出演したり(←大河内さん)やりたい放題。ちゃっかり大立ち回りまでやってのけた大河内さんに監督(三浦光子)と助監督(江川宇礼雄)はカンカン。(本来の役者の)鳥羽陽之助くんはどこだ、呼んで来い!って話になって、三浦さんがコワいんで女優さんたちと歓談していた鳥羽さんを「鳥羽さあん、出ですよぉ。あんたがいないんでみんな大騒ぎですよぉ〜」と弱り顔(と声)で呼びにきたのが助監督(クレジットでは一応役名はそうなっていた)の天知茂クンだった(こんな感じ)。

高島さんはもてもてスタア役、久保菜穂子さんはニューフェースに憧れる藤田裁判長の娘、宇津井健さんは撮影所でムーディーな場面の真っ最中と、同期の面々はけっこういいシーンをもらっていて、そんな中ではちょっと寂しい出番ではあったが、裏方さんもまずまず似合っていた。

*gooでは助監督=和田孝さんとなっているが、和田さんは出てなかった気がするなあ。あと、三原葉子ねえさんがどこにいたかが分からなかったのが残念(舞妓さんのシーン?)

*スタアが実名で隠し芸大会(?)を繰り広げる大映の『スタジオはてんやわんや』(1957年)も面白かったが、こちらもみんなすごく楽しそうで、現場の良い雰囲気が漂っていた。大河内さんの横でボケてツッコんでコケてる田中春男さんのキャラがいい!

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| 映画::新東宝 | 04:04 PM | comments (x) | trackback (x) |
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