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非情のライセンス 第3シリーズ #25
#201「兇悪の誘拐・恐怖のカーテレフォン」(1980年・S55・11月27日OA)

女性からのタレこみ情報により、農協強盗殺人犯のひとり・須藤真澄(整形後が辻萬長)を追っていた会田(天知茂)と山路(柳生博)。路上で須藤らしき男を発見したのは良いが、車で逃げようとする須藤を車から降りて追いかけようとした会田と須藤の車に生身で体当たりしようとした山路の連携ミスのせいで(はないがそう見えた)女子高生が巻き添え死、おまけに車を丸ごと爆破してとっ捕まえた須藤は「もうすぐ大手を振って出て行ってやるさ」とあくまでふてぶてしい。

まもなく山路の元へ「娘を預かった」という脅迫電話が届いた。18になる純子(五十嵐知子)が、ボーイフレンドの良一(川代家継)と共に須藤の一味に拉致されたのだ。逆探知不可能のカーテレフォンから、人質と須藤の交換要求を出してくる石岡(大谷朗)ら一味。「あのとき、須藤の野郎、ぶち殺しときゃよかった…!」会田が兇悪極まりない台詞を兇悪な顔で吐いたところで後の祭りである。

我々はお前たちの要求を呑むことはできない、そう気丈に犯人に告げる山路も、上層部の“何があっても須藤は釈放しない(=人質は見殺し)”という選択に内面の苦悩を隠せない。拳銃つきつけてでも、と総監を諌める気まんまんの会田に経験者(第2シリーズ最終話「兇悪の終焉」参照)の矢部警視(山村聡)は「お前はどうしても俺をクビにしたいらしいな」と折れて再度の交渉に向かおうとしたのだが、そこへまた石岡から電話があり、なんと良一が国務大臣の孫であることが判明、上層部の指示は手のひらを返したように須藤釈放へと変わった。

須藤は大手を振って出て行ったが、人質は時間になっても解放されなかった。そもそもなぜ一味は須藤をそれほど必要としたのか――。会田は北里(小野武彦)と村井(高田洋)の協力で冒頭のタレこみ女性・井上英子(清水まゆみ)の居場所を突き止めた。英子が持ち逃げした須藤の鞄には、人数分の偽造パスポートと韓国への密航の割符が入っていたのだ。やがて須藤が仲間を連れ、出前に身をやつし英子を訪ねてくる。それを待ち構えていた会田の「5秒やる。死にたくなかったら喋れ」との脅しをせせら笑ったせいで須藤は本当に5秒で射殺され、びびった相方はアジトの場所を吐いた。

急ぎアジトへ向かった会田と山路だが、純子と良一は既に冷たい骸と化していた。石岡と残党(三夏伸・きくち=帰マン=英一)を射殺後、拉致され犯され殺された娘の亡骸を抱き寄せる山路に、会田はかける言葉もなかった――(昭和ブルースは新録2番)

*非ライならではの非情クオリティで繰り広げられた山路さんの悲劇、なのだが、#13「兇悪の唇」で「肉親は妹しかいない」発言があったせいで急に降ってわいた娘(と奥さん)設定に違和感を持ってしまったのがマイナス。もっとも、今のメンバーで妻子持ちにできるのは彼しかいないからなあ。

*非情といえば、久々にギンギンに非情な会田が見られるのが特筆事項。ホントに撃っちゃうとは思ってなかった…でもそこまでしたのに結局人質が助からないのも非ライならではだ。



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| TVドラマ(現代劇)::非情のライセンス3 | 03:10 PM | comments (x) | trackback (x) |
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