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非情のライセンス 第2シリーズ #75
#127「兇悪のワイン」(1976年・S51・3月25日OA)

矢部警視(山村聡)の要請で銀座のクラブ「F」を訪れた会田(天知茂)は、女達の相談役だという元・弁護士の深海(=ふかみ)綾(岸田今日子)と出会った。

彼女の親友で「F」のママである森口早苗(柳川慶子)は、貝塚勇治(山本清)という実業家に店とマンションを担保に2千万の借金をしているのだが、店の客のツケが込んでおり、返済が滞っているのだという。その客というのが、貝塚の息のかかったホステスが連れ込んだ者が多数であり、意図的なものを感じるという綾。元暴力団幹部で今回の会田のターゲットである貝塚は、他の店でも同じ手口でママからすべてを巻き上げ自殺に追い込んでいた。

会田は綾と協力し、証拠集めに奔走する。しかしあと少しで貝塚逮捕に踏み切れるという時に、返済が迫り追い詰められた早苗は、貝塚がすでに他の女に同じ話を持ちかけているのを目撃、衝動的にナイフで貝塚の顔を滅多斬りにしてしまった。思わず、ストレッチャーで運ばれる包帯ぐるぐる巻き状態の貝塚を締め上げる会田。

早苗は捕らえられたが、情状酌量の余地はある。彼女が出てくるまで「F」は綾が切り盛りすることになった。「早苗と敏矢ちゃん(=早苗の息子)のためにも乾杯して。ね、会田クン」弟分のような扱われ方(実年齢は、1歳だけとはいえ岸田さんの方が上)に照れた笑いを浮かべながら、会田はワインで乾杯するのだった(昭和ブルースは4番)

*OPテーマ曲に沿ってストーリーのダイジェスト映像が流れる珍しい回。意外性のある話ではなかったとはいえ、いきなりネタバレってどうなんだろうか。

*いつのまにか左ハンドルになっていた会田の車(ちょっと流線型)。ええ稼ぎしとるのう。

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| TVドラマ(現代劇)::非情のライセンス2 | 10:47 PM | comments (x) | trackback (x) |
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