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非情のライセンス 第2シリーズ #38
#90「男のうたは兇悪」(1975年・S50・6月24日OA)

産業庁の課長補佐が投身自殺、などという物騒な記事を電車内で読みながら会田(天知茂)が向かった先は北鎌倉の小谷邸。中学からの親友・英明(神山繁)の父の命日なのである。精糖会社の課長になった英明は毎夜忙しい様子とのことだが、母・清子(南美江)は昔と変わらぬ温かさで会田を迎えてくれ、かつて彼と英明が植えた泰山木を見ながら思い出話に花を咲かせる。

本庁へ戻った会田は部長の矢部(山村聡)と二課二係(=汚職などの知能犯罪担当)の伊佐山(渥美国泰)に呼ばれた。「君は親友に対しても部内の秘密を明かさんという約束ができるか?」 特捜部でも警官のはしくれですがね、と憮然とする会田に伊佐山は、先刻の課長補佐・池谷(西本浩行)の投身自殺が“さんずい”(=汚職)絡みだったこと、池谷や政界の黒幕などに金をバラまいていた張本人が神山精糖の小谷英明であることを告げ、捜査への協力を要請する。「せっかくだが出来ません!」 きっぱり断る会田だったがタイミングの悪いことに当の英明から「今夜一杯やらんか」と電話が入り、仕方なく出向く羽目に。

親友の無実を信じたい会田の気持ちとは裏腹に、英明は酒席に上司を呼んだり高価な布地を送りつけてきたりといかにもな行動を取る上、神山精糖の子会社で優遇されている池谷の妻、クラブのママで英明の愛人・紀子(谷口香)らの証言により収賄の容疑は濃厚となる。サシで会い、自首をそれとなく勧める会田を「なぜそう俺を追い詰めるんだ!」となじった英明は、友達だからだ、と諭す彼の言葉に聞く耳を貸さず、話し合いは決裂。

高跳びのためか、英明のブラジル出向が決まったその夜、会田は逮捕状を持って小谷邸へ赴く。事情を薄々察していながら、それでも明るく自分を歓待してくれる清子の心づかいが会田には辛い。帰宅した英明は観念したように黙り込むが、取り調べ室ではあくまでシラを切り通した。やがて空が白み始めた頃、会田の吸いかけの煙草を深々と吸い込んだ英明は、洗いざらい喋ると言いながら看守の目を盗んで窓から身を躍らせて死んだ。

彼の死により汚職事件の捜査は頓挫。葬儀に出向いた会田に愛人の紀子は「あの人を殺したのはあなたよ!」と辛辣な言葉を浴びせかける。だがそれよりも気丈な清子の「いいんですよ会田さん…」の一言がこたえた会田は、満開の泰山木を見上げて涙を流すのだった(男のうたは1番)

*希望に満ち固い友情で結ばれていたふたりの男の悲しい別れ(逮捕状を持っていったシーンと煙草のシーンは泣ける)を彩った泰山木の花言葉は「前途洋々」。

*親友だけあって、頑固さや忠誠心の厚さは似た者同士の英明くんと会田くん。会田がフルネームで呼ばれまくるのはこの回は初めてでは? それにしても、普段の会田なら英明に汚職を実行させていた上司をボコ殴りするくらいはやってのけると思うのだが、それどころではなかったらしい。

*[会田データその1] 広島から横浜のおじさんちに居候して、コウホク(港北?)中学を昭和27年に卒業。
*[会田データその2] 梅桃(ゆすらうめ)が好物で、かつて食べ過ぎてお腹を壊した(清子さん談)
*[会田データその3] 現住所は「渋谷区神宮前2-3-15 パシフィックマンション内 tel:466-3618」(布地の宛名書きより…って、マンションはともかく、この住所実在してるんだ…)

*第1シリーズから続いていた「兇悪(の)…」タイトル頭文字が逆転。

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| TVドラマ(現代劇)::非情のライセンス2 | 03:12 PM | comments (x) | trackback (x) |
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