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非情のライセンス 第2シリーズ #32
#84「兇悪のバラード」(1975年・S50・5月8日OA)

自宅マンションにて、師弟で仲良く一杯やりつつ“コンビナートから石油流出”というニュースを見ていた会田(天知茂)と坂井刑事(宮口二郎)。お茶漬けでも食うか、と外に出た二人は、ふらふらと歩いていた女性がミキサー車に礫かれそうになる現場を目撃。「キネンさん、助けて・・・殺される」女性はそう呟いて失神した。

睡眠薬を飲んでいたらしいその女性は、奇しくもニュースで報じられていたサウス石油の秘書・矢代圭子(木村夏江)。命に別条はなかったが、翌日彼女は病院から脱走、婚約者・柏倉喜年(和崎俊哉)に匿われる。

圭子は部長・高垣(水島弘)と建設業者との内緒話を立ち聞きしてしまったせいで会社を追われ、今度は命を狙われ始めていたのだ。故郷の母が自分の会社の重油にまみれた魚を食して死んだことに呵責を覚える彼女は、会社の罪を表沙汰にしようと、見聞きしたことを記したノートを万が一のためにと柏倉に託す。

ところがこの柏倉こそが、上司(細川俊夫)から圭子の監視を命じられ、苦悩しながらも中毒性のある睡眠薬を手渡したり、真夜中に無言電話をかけたりして彼女を精神的に追い詰めていた張本人だった。無心に恋人を頼っている圭子のためにも、貴様の彼女への愛をオレは信じたいんだ!と吠えるフェミニスト会田(とはいえ圭子さんの頭を浴槽に突っ込んで目を覚まさせるという荒技も披露)の強い説得によって柏倉はすべてを告白。だが帰宅するなり柏倉は狙撃され、会田と坂井は再び襲われた圭子を保護し、首謀者たちを数珠つなぎに(42人だったっけ)逮捕した。

「あの人はほんとに私のことを愛していたのかしら…」正気に戻っていぶかしむ圭子に、会田は柏倉が最後まで守り抜いたノートを返して疑念を払拭してやるのだった(昭和ブルースは1番)

*公害が社会問題になっていた当時のタイムリーな作品。どろどろの黒い海、腸をさらした魚たちなどのリアルな画像が会田の顔と一緒にフラッシュバックされる場面がいくつかあって、恐ろしさを助長していた(会田の顔の、ではなく公害の恐ろしさを)。

*ガス自殺に見せかけて殺されそうになっている圭子のマンションへ駆けつけた会田と坂井。鍵の掛かったドアに顔を近づけてガスの匂いをかぎ取った会田は、坂井を下がらせて銃をぶっ放しドアを開けた。爆死する気か?(その前のシーンでは真夜中にピッキングして侵入していたくせに←それもどうなのか会田よ)

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| TVドラマ(現代劇)::非情のライセンス2 | 03:20 PM | comments (x) | trackback (x) |
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