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闇を斬れ#24
「大江戸・浪人皆殺し」(1981年・S56・9月15日OA)

一刀流の達人・川野十蔵(名前もじってますな:川辺久造)は要人の暗殺計画に加わり、妻子を国許に残して江戸へ出奔した男。胸を患って寺に厄介になっているうち、田沼派の某悪徳商人に腕を見込まれ、仕官のクチを世話してやるから8名の浪人たちを消してくれと依頼された。同じく雇われた男たちと次々に(とはいえ刀は既に竹ミツなのでただ居るだけなのだが)浪人を殺めていく十蔵。

そんな折、街で見かけた金魚屋(=哲三:三浦浩一)が提げていた折り紙がハッと目に留まった。その特徴のある折り方はもしやと思い尋ねると、母が死んだため、父を頼って上京してきた長一郎という少年が折ったのだという。それは息子の名前に間違いなかった。だが少し前、白昼で罪無き浪人を追いつめて惨殺したのをじっと見つめていた少年の存在を彼は思い出した。まさかあれが息子だったのか・・・?

悲惨な己の姿を顧み、父子再会を逡巡するうち、十蔵は浪人襲撃を妨害する小奇麗な身なりの深編み笠の浪人に出くわす。男は笠を取ると、オレの顔に見覚えがあるならこんなことは止めろ、熱い正義感に満ちていた頃を思い出せと迫った。果たして、その顔を見て十蔵は驚いた。かつて町道場で共に剣を学んだ白河藩士・鳥居ショウジロウだったからだ!(うわあビックリ(嘘):天知茂)。今までの浪人襲撃は、すべてこの8人目、闇狩人のリーダーと目される彼をおびき出すために仕組まれたことだと知り、揺れる十蔵。息子が世話になったという、死んだ妻に瓜二つの小唄の師匠(=渚さん:坂口良子)や、咳の発作で苦しんでいた際に偶然助けてくれた按摩(=新さんに頼まれた安斉さん:山城新伍)の親切な言葉で、ようやく足を洗う決心をつけた十蔵だが、様子が怪しいと悟られ、長一郎を人質に捕られてしまった。

「息子を返してもらいたければ、鳥飼(=新さん)を斬ってこい」

刀を貰い、長屋で鳥飼に対峙した十蔵は、果たして彼を斬ることが出来るのか・・・?

・・・とはいってもこの十蔵さん、登場したときから既に「ワケあり浪人かつ労咳もち」という薄幸オーラを振りまいていたこともあって、まるで勝負にならなかった。何しろ相手は、たとえ罪無き浪人たちや子供の命が掛かっていても「オレは今ここで殺されるわけにはいかん!」と打倒・田沼の大義に燃えまくってる男なのだから始末が悪いったらありゃしない(だからどっちの味方だよ>自分)。もう判ったからホラあっち行って! ってな具合に扱われ、よろめいているところを元・仲間の浪人連中にぐさっとやられた可哀相な十蔵さんは、駆けつけた息子の顔を見てから息を引き取った(合掌)。

*旦那(=新さん)は相変わらず何考えてるのかわかりゃしねえ(まったくだ)とぼやく哲に渚さんは、「(旦那は)命を捨てる日をじっと待ってるんだよ」と優しく諭す。で、来週そろそろなわけか。

*ラスト、安斉さんに預けていた隠密わんこ・火山が自分で長屋に戻ってきたときの新さんの嬉しそうな顔ったらなかった(「素」だ、素!)

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| TVドラマ(時代劇)::闇を斬れ | 11:30 PM | comments (x) | trackback (x) |
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