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白昼の死角 #7
白昼の死角 #7(1979年・S54・9月15日OA)

手形の偽造に手を染めた鶴岡(渡瀬恒彦)が、とうとう検察局に呼び出された。呼び出し人の名前は福永博正(天知茂)。「福永…福永検事…!」眉間にしわを寄せて目をぎらつかせる鶴岡を待っていた眉間の大家・福永は、静かに取り調べを始める。写しの手形に印を転写した手口をすっとぼける鶴岡だが、福永は光に透けた「冩(写)」の文字を劇的に発見、鶴岡を詐欺罪で拘留した。

しかし、人を殺して潜伏中だった木島(小倉一郎)が、鶴岡(と身重の奥さん)のために自首、すべての罪を被って拘置所内で自殺したことから、福永は鶴岡を釈放せざるを得なくなる。これまで「罪を憎んで人を憎まず」を信条としてきたが、今度ばかりは君という人間が憎い…!と珍しく感情を露わにした福永だったが、そこは理性の人、爆発寸前で自制して、今度会うときが楽しみだ、と言うに止めて彼を釈放するのだった(そして木島の棺の前で、鶴岡が福永への復讐を誓ってこの回は終了)

*シャツの第一ボタンを外してちょっぴりラフな福永検事、やっと本格始動。さすがの鶴岡も彼の前では押され気味(にみえるのは贔屓目か)。
*福永に復讐、って逆恨みもいいとこだろうエエ度胸しとるな鶴岡、と思ったが、悪を極める彼にとって、正義の男・福永は「敵」の象徴なのだろう。
*あんなインク消しで消したような「写」の文字、もっと最初から分かっていてもよさそうなものだが、映画でもドラマでも発見するときの表情がやたらとカッコイイ福永検事である。

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| TVドラマ(現代劇)::白昼の死角 | 10:35 PM | comments (x) | trackback (x) |
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