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非情のライセンス 第1シリーズ #22
#22「兇悪の芽」(1973年・S48・8月30日OA)

逃亡を続ける金庫破りの四人組。会田(天知茂)はその中の一人、清水信治(佐々木剛)の恋人をマークする。信治は野中妙子(夏純子)に会うためだけに鑑別所を逃走した過去があり、今回も必ず接触を図ると踏んだのだ。

そのうち四人組は仲間割れして阿野(高品正弘)が死亡、信治が金を持ち逃げしたとの報せが入った。残りの二人の魔手が妙子にも迫っていることを警告する会田だが、社長令嬢で家出中という経歴を持つ“いまどきの女の子”の妙子は、おっさん(=会田)の言うことなどまるで聞こうとしない。信ちゃんに殺された人(襲われた警備員)は運が悪かった、大人たちが悪いんであって信ちゃんは悪くない! 悪びれずそう言い放つ妙子を「殺された人の遺族のことを考えたことがあるのか!」と会田は一喝した。

信治が牛乳配達に化けて妙子のアパートを訪ねた姿を、鈴木刑事(梅津栄)が目撃した。彼が遺したメモの内容について頑なに口を閉ざす妙子の部屋に泊まりこむ会田。朝こっそり出かけようとした妙子は会田に気づかれ、好きなようにしてとおもむろに服を脱ぎだした。信ちゃんが鑑別所を出たら好きなことをやって、そして二人で死のうと約束していた、誰にも迷惑かけないから見逃してと足に縋って泣く妙子。
「君たちには、火花を散らして一気に燃え尽きても悔いのない青春がある。だから…だから、許すわけにはいかない」
夢も希望も持てない世の中でも、その気持ちだけはいつまでも持ち続けろと諭す会田だが、やってきた仲間割れの二人組を鈴木と追ううちに妙子の姿は消えた。

だが会田には妙子の行き先が分かっていた。会田が付き合った際「二人でデートしたことがある」と彼女が呟いた遊園地(後楽園)の観覧車――果たして信治は現れた。妙子の家の運転手の息子で、彼女のためになさぬ仲の義母を刺したこともある彼は、今回も彼女との約束のために金を盗み、阿野が持ち逃げしようとしたので殺したのだと妙子に打ち明けた。観覧車の上で北海道へ行って散財する夢を語り合う二人。束の間の夢を見せてやった会田が降車後の二人に近づくが、彼らはさらにジェットコースターに飛び乗った。
――お願い刑事さん、信ちゃんを見逃して!
(無駄なあがきと知りながら絶叫する妙子に被って昭和ブルースは1番)

*実に味のあるセリフを放つほか、たこ焼きを買って張り込む会田、とか観覧車やコーヒーカップで回る会田、とか満員の園内で疾走する会田、とか見どころ(?)多し。こんなロケ見られていいなあ後楽園のちびっこたち。しかも逃げてるのは一文字隼人だ!

*見どころ、といえば夏さんの盲腸らしき傷跡がリアル(凝視してすみません)

*鈴木さんはドンチャックの中の人になって活躍。

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| TVドラマ(現代劇)::非情のライセンス1 | 11:53 PM | comments (x) | trackback (x) |
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