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『森繁の新婚旅行』
『森繁の新婚旅行』(1956年・S31)

四国の田舎町に左遷されたマイペースな新聞記者・森文吾(森繁久彌)は、ひょんなことから平家の末裔の御姫様・平小路敦子(紫千鶴)と祝言をあげることに。新婚旅行に東京見物としゃれこもうとするが、彼のスケジュール表をくすねた田舎の高校生たち(三木のり平など)がそれを修学旅行用に使ったおかげで、どこへ行くのも彼らと一緒で…というどたばたコメディー。

思いがけなくクレジットの3〜4番目の真ん中に名前があった天知茂24歳(誕生日前)は、森の同僚の新聞記者(冒頭のシーンでいえば、たぶんこれ←括弧内)。1度もアップが無いばかりか正面すら向いてくれない、(探す)難易度の高い役なのだが(この角度が最高←画面中央)、同じく同僚役の高島忠夫が「森さんはまっさきに会計課に顔出すんですよ」と言った後の「相変わらずだなあ」と、新婚旅行ときいて「ほう、じゃホヤホヤってわけだな」の台詞の言い方でなんとか確定できた。

台詞があったシーンの最後に森繁さんから「シケた顔してんな、お前」とアドリブめいたツッコミを入れられていた天っちゃん。新年早々(1月14日公開)こんな出番ではシケざるを得なかっただろう。

*この後、クリスマスパーティーとやらで歌い踊るシーンになるのだが、そこにはいなかったような気がする(とんがり帽子かぶって踊ってたら、それはそれで凄いんだが)。

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| 映画::新東宝 | 11:03 PM | comments (x) | trackback (x) |
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