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『神州天馬侠』第三・四部
『神州天馬侠』第三・四部(1955年・S30)

第三部 火ごま水ごま
呂宋兵衛(るそんべえ:江川宇禮雄)たちの罠にかかり、武田家再興のための大事なお宝のひとつ、短刀・三日月丸を奪われてしまった伊那丸(藤間城太郎)一行(咲耶子:川田孝子、忍剣:細川俊夫、木隠龍太郎:天知茂)は、冒頭からいきなり水責めの憂き目に。何か策は無いのか、忍法は使えんのか龍太郎!(使えません)とやきもきしていると、頼もしい蔦鳥(藤間紫)姉さんが現れて事なきを得る。

しかし、もう一つのお宝、系図の巻物は、伊那丸サイドの竹童くんと敵方の蛾次郎くん、ふたりの大鷲クロ争奪戦の合間に第三者の手に渡ってしまった。泥棒市まで辿ったものの、大事な巻物は既に謎の旅僧3人に買われた後。彼らを追う伊那丸たちは、同じく巻物を追いかける呂宋兵衛たちと鉢合わせそうになるが、団扇太鼓を打ち鳴らす謎の集団(ボス・辰巳柳太郎!)に遮られるのだった(つづく)

*側にひっそり控えているだけで(一行での移動時はいつもしんがり)アップも台詞もごく僅かな龍太郎(僅かなアップはこちら)。力仕事や伊那丸くんの心身サポートは主に忍剣、忍術合戦は蔦鳥姉さんの独壇場なので、何の要員なんだかいまいち不明な使われ方だった。

*海賊たちが「南蛮おどり」(by 二葉あき子)を歌い踊るシーンがとっても新東宝らしかった。

第四部 天動地変
巻物を持った旅僧を襲う呂宋兵衛たち。だが再び団扇太鼓集団が現れ、伊那丸一行も交えて乱闘に。ここでやっと剣の達人たる活躍を垣間見せてくれる龍太郎だが、ひと言の台詞もないのにやたらと存在感を振りまいて死んでしまった厳徹 (辰巳柳太郎)の前ですっかり霞んでしまう。

旅僧の正体は伊那丸の父・勝頼(尾上九朗右衛門)だった。ところが無事に巻物が手元に戻った頃、留守番をしていた咲耶子ちゃんが攫われてしまい、呂宋兵衛たちから巻物との交換条件を持ちかけられる。単身で敵地に向かったのはなんと龍太郎(最大の見せ場だが、ラーメン柄の着物が気になる)。巻物を手渡した途端、咲耶子ちゃんが蚕婆(武智豊子)に変身、わらわらと現れる手勢。危うし龍太郎!でも美味しい場面じゃないか、と思っていたら伊那丸と忍剣も助太刀に現れた(残念)。それでも腰の据わった殺陣で2番手ボスを一騎打ちの末に倒して役目を果たすのだった。(あとは再びひっそり組)

*今までの稽古の成果が出ているような気合いの入った殺陣が拝めて満足。でもこの後、またしばらく「仕出し」に戻っちゃうのが残念である。ラーメン柄が悪かったのか?(違う)

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| 映画::新東宝 | 11:10 PM | comments (x) | trackback (x) |
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