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非情のライセンス 第1シリーズ #42
#42「兇悪の新曲」(1974年・S49・1月17日OA)

ナイトクラブで歌う中川美代(君夕子)を好色な目つきで追う眼鏡男は作曲家の半田(天坊準)、その半田を苦々しく睨むのはギター弾きの糸山修(田辺靖雄)。半田をマーク中の会田(天知茂)の目は、そんな彼らの三角関係をもしっかり把握している。

美代が新曲をくれるという半田とともに彼の自宅へと消えたのを確認して、今日の尾行を終えた会田。だがその直後に事件が発生。どうにも腹の虫が治まらずに半田邸へ押しかけた修が半田の絞殺死体と床に落ちた美代のイヤリングを発見、てっきり美代がやったと信じ込み、自分の指紋を残して去ったのだ。

自首する修。だが「赤いロープで首を絞めた」という修が左利きであることを妹の陽子(小林さち子・現「幸子」)から聞いた会田は、彼の自白に疑問を抱く。しかも美代にはアリバイがあり無実が判明。会田は太郎(左とん平)を伴ってキス売り娘(レコードを買ってくれた人にチュウをする)の曙ますみ(入江魔子)に接近、半田がかつて修の曲を盗み、美代に歌わせることを条件に和解していたことを知る。歌手たちから賄賂を受け取ったり、政治家などへのコールガールとして斡旋したりしていた半田には、他にも敵が多そうだった。

その頃、美代を訪ねた陽子は、若い女が「あたしが貰うことになってた曲よ!」と美代の首を赤いロープで絞めている現場を偶然目撃してしまった。女は逃げ、美代は昏睡状態に。必ず犯人は陽子の口を塞ぎにくると踏んだ会田は、「囮捜査は邪道だ!」と苦い顔をする一課の橘(渡辺文雄)の反対を押し切って陽子に協力を依頼。準備万端のはずが少々陽子をピンチに陥れながらも、襲いにきた女を逮捕した。

「あたし、どうしてもデビューしたかった……」
女の名前は日比野ユキ(大堀早苗)。半田に身を任せ、父(佐山俊二)の退職金まで巻き上げられたにも関わらず、新曲を美代にかっさらわれた恨みで半田を殺めたのだという。1カ月後、回復した美代がレコーディングに精を出す一方、ユキには懲役15年が求刑された。

――明と暗と。
二人の女がそれぞれの道をたどる分かれ道には、
たった一枚のレコードがあっただけだ――。


(15年はちょっとかわいそうな気がするなあ…と特捜部屋を訪れた橘さん、俺が半田をもっと早くにパクっていれば…と悔やむ会田、暗い目をしてお茶を啜る二人のバックに昭和ブルース1番&4番)

*身代わりを買って出た修の話かと思ったら、後半に真犯人が登場。ちょっとテーマが絞り切れていないような感じだったが、コインの表と裏のような二人の女性の顛末にしみじみした。

*会田と一課の関係、それなりに良好。それにしても橘さんは「警部」だからタメ口でいいとして(むしろ警部補な会田が遠慮しろよって話だが)、大西刑事(東晃声)や横山刑事(横山繁)がいつも会田に敬語使ってるのは、格上だからなのか?それとも年の功か?

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| TVドラマ(現代劇)::非情のライセンス1 | 11:16 PM | comments (x) | trackback (x) |
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