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『続・鉄砲犬』
『続・鉄砲犬』(1966年・S41)

密輸品の奪い合いによる銃撃戦で警羅隊長が殉死、しょぼくれこと木村刑事(天知茂)も右腕を負傷した。彼を見舞って仔細を聞いた鴨井(田宮二郎)は、偶然バーで知り合った京子(久保菜穂子)に請われるまま、彼女の“パパ”・秋津(河津清三郎)の古美術を東京へ輸送する際の用心棒を買って出たのだが、実は古美術とは真っ赤なウソ、秋津は冒頭の事件に関わる密輸組織のボスで、京子は彼の情婦だった。

ふてくされた鴨井は、秋津の次の誘い(=人殺し)をきっぱり断るが、思いつめた表情でホテルまで追ってきた秋津の秘書・雪枝(渚まゆみ)が鴨井の就寝中に何者かに絞殺された。彼女が敵対する多々良(杉田康)サイドに内通していることに感づいた秋津の差し金である。通報したものの第一容疑者として尋問を受ける羽目になった彼の窮地を救ったのは、上京してストリッパーになっていた馴染みの玉子(坂本スミ子)としょぼくれ。しかし、雪枝の恋人で多々良の下っ端・荘吉(高見国一)は、鴨井が殺したと唆されたせいで彼を付け狙う。

ファッションモデルになった、という虚言を真に受けこちらに来るという母親を誤魔化したい玉子に協力してやることになった鴨井は、多々良を取り込んだ秋津に売られかけて泣きついてきた京子を匿う見返りとして、玉子用のマンションを彼女に用意させた。ところが、病気の母親の代わりにやってきた玉子の弟はなんと荘吉。鴨井の言葉で改心した荘吉は、雪枝殺しの黒幕を暴くために協力を申し出るのだが、秋津は彼を拉致、京子との交換を鴨井に持ちかけた。荘吉も京子も見捨てない、と電話口で言い切った鴨井の姿に、京子は自ら秋津の元へ戻り、荘吉の命を間一髪で救った。

鴨井は銃撃戦の末(弾切れ寸前のピンチにパトカーで駆け付けたしょぼくれのお蔭もあって)秋津たちを倒したが、京子は命を落とした。後日、“モデル”の玉子と“サラリーマン”の荘吉を(知らぬ顔をしてくれたしょぼくれと共に)見送った鴨井は、京子の遺骨を故郷・青森へと送り届けるため、旅に出るのだった。

*『鉄砲犬』の次だがストーリーは続編ではない。いきなり撃たれて負傷したしょぼくれ刑事、包帯姿で捜査を続行、ボス・秋津や雪枝殺しの真犯人(前回同様の殺し屋役・守田学)の胡散臭さに眉間を鋭くするシーンや、“独り言”で情報を漏らすなど相変わらずの鴨井贔屓なシーンもあるが、出番は心もち少なめ。新東宝同期の久保さんとは顔合わせがほとんど(全く?)なかったのは残念だった。

*(右腕吊ってるので)左手でお箸を持ってうどんを食べていたしょぼくれは凄いと思った。

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| 映画::大映with田宮二郎 | 11:50 PM | comments (x) | trackback (x) |
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