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非情のライセンス 第2シリーズ #107
#159「約束」(1976年・S51・11月25日OA)

原木良江(奈美悦子)が切り盛りするブティックにヤクザ風の男たちが現れた。「望月はどこだ!」彼女の愛人、望月淳二(横光勝彦=現・克彦)が浅山商事から2億円相当のブツを持ち出し逃走したのだという。そのブツとはヘロイン。怒り心頭で部下に望月の行方を追わせているところへ、「望月に会わせろ」なんてことをわざと言ってくる厄介な刑事(=会田:天知茂)まで現れて、浅山(神田隆)は気が気ではない。

そんな折、ハマに水死体が上がった。望月のネーム入り背広を着ていた上に「あにきぃ〜!」と弟分らしきチンピラが死体に縋っていたことからガイシャは望月かと思われたが、顔が潰されていたため、会田はヘロインの事を知られたくない浅山による替え玉だと睨む。そのころ望月は良江のところへ姿を見せ、ヘロインを持ってどこか遠くへ逃げようと彼女を誘っていた。一度は死んだと思いウェディング・ドレスを引き裂いた良江(妊娠4か月)は喜んだものの、過去に怯え逃げ回ることに不安を感じる。

良江をマークしていた滝刑事(篠ヒロコ)は、利用されているだけではないのかと彼女を問い詰め、望月の居所を教えるよう迫るが、彼を信じる理由がある良江は頑なに沈黙を押し通した。望月は先輩ヤクザを刺した罪で5年ムショ暮らしをしていたが、その男を刺したのは彼女だったからである。それを浅山に知られ、出所後もヘロイン製造にこき使われていた望月は耐え切れなくなり逃げ出したのだ。

ヘロイン入りケースを持ち、望月との待ち合わせ場所に向かった良江。笑顔で彼女を迎えた望月。だが1発の銃弾が望月を貫いた。ケースを持って逃げようとした浅山の子分(「あにきぃ〜」と同一人物)は会田に取り押さえられたが狙撃され死亡。怒りに燃えた会田は浅山のビルに単身乗り込み、地下にあったヘロイン製造工場を壊滅させた。

良江は霊安室で、自らの5年前の罪を滝に告白した。だが同じく辛い過去持ち(#101参照)の滝は、彼と約束した通り、生まれ来る子供と幸せに生きなければ、と彼女を励ますのだった(昭和ブルースは1番)

*プレ紅林@特捜最前線(もちろんプレ議員)な横光さん、天っちゃんとの絡みはないが奈美さんとしこたま絡んでいた(文字通り)

*良江のブティックに男ひとりで入るのは気まずかったらしく、滝さんのお土産にブレスレット買ってる会田がちょっとかわいらしい。

*地下で試験管やらビーカーをガンガン撃ちまくる会田を見ているとなにやら思わず「カ・イ・カ・ン」というキャッチフレーズが頭をよぎった(機関銃じゃないうえに相変わらず兇悪な面相だったが)

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| TVドラマ(現代劇)::非情のライセンス2 | 10:21 PM | comments (x) | trackback (x) |
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