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影法師 寛永寺坂の血闘/龍虎相搏つ
『影法師 寛永寺坂の血闘/龍虎相搏つ』(1949年・S24)
*続編「龍虎相搏つ」の公開は1950年

幕府の御金蔵が破られ、蔵番の宇津木が切り殺された。同僚の仙波龍之介(阪東妻三郎)は、ほのかに思いを寄せていた宇津木の妻・千賀(入江たか子)のためにもと下手人探しに奔走する。やがて市中に出回るニセ小判。すべては幕府を牛耳る柳沢一派の命を受けた小山田鉄心(山村聡)が浪人たちを集めて仕組んだことであった。

その小山田一味の中に、仙波そっくりの影法師・天堂左近(阪東二役)がいた。横笛と黒猫を友として悠然と構え、小山田のやり口に不満を漏らす根っからの悪党ではない天堂に、仲間のお夏(山田五十鈴)は恋心を抱いている。

やがて敵味方として相対する仙波と天堂。ふたりの決着、そして恋のゆくえは…? はたして柳沢一味の野望は潰えるのか?

*ワイズ出版「天知茂」で薫兄さんと勲兄さんの記憶が食い違っている「『御用!』の仕出しで水をかぶって肺炎に」エピソードの作品名、公開時期から撮影時期を推測すると、7月の「四谷怪談」(勲兄さん説)よりも、吐く息が白かった薫兄さん説の本作品ではないかと思われる。実際、続編「龍虎相搏つ」のクライマックスで、雨の中の「御用!」シーンがあるのだが、兄さんたちが言うように、暗くて顔なんかとても分からなかった。ただ、人がわんさかあふれている日中のお江戸の町が随所に映るので、そこを探せばいるのかも。

バンツマさんを兄のように慕う鶴田浩二さんがいたり、山田五十鈴さんの帯を「あ~れ~」とくるくるほどく山村聡さんがいたりする映画で、どこにいるのかすら分からないノボル君18歳。彼らと堂々と渡り合えるようになる2~30年後を考えるとこれもまた感慨深い。

*(2009.11.8追記)1983年放送のトーク番組「素敵なこの人」によれば、肺炎に罹ったのは「夏の暑い時期でね」とのことだった。ということは、こちらではなく7月公開の「四谷怪談」の方なのかもしれない。

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| 映画::清水次郎長 | 11:07 PM | comments (x) | trackback (x) |
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