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非情のライセンス 第2シリーズ #22
#74「兇悪の夫婦」(1975年・S50・2月27日OA)

三河社長夫妻(金田龍之介&弓恵子)のひとり娘・君子が誘拐された。身代金3000万を要求され、夫人の葉子が引き渡し場所へ向かうが犯人は現れず(おもむろに後ろ向きで現れたのは会田だったというオチ付き ←ヒールの高さですぐ分かりますがな)、あんたら警察のせいだ!と三河に責められ追い出された会田(天知茂)と坂井(宮口二郎)、南(望月太郎)の特捜部の面々は形無しだ。

夫妻は子会社が提供するTV番組を中断して犯人に切々と訴えかける。それが功を奏したのか、君子が自力で帰宅。その子会社の製品(石鹸)の売上は急増、新しい化粧品も近日発売される、というウハウハな会社の状況を知った会田は、君子の実の両親である三河夫妻に疑いの目を向ける。

彼の読み通り、会社の業績アップを図るために娘の誘拐を計画、金に困る若い小谷夫婦(長谷川明男&京春上)に実行させたのは三河夫妻だった。失明の危機に瀕した画家の夫・昭治の手術代のため、三河の子会社で働いている妻のマキは社長の言う通りに夫と共謀し君子を拉致。しかしふたりに懐き、家に帰りたがらないそぶりすら見せる少女に心を打たれ、金を貰わずに姿をくらましてしまう。

帰宅後、検査入院させられた君子は、昭治に贈る千羽鶴を折り続けていた。新製品の発表前に小谷夫婦に余計なこと(=自首)をされたくない三河は妻に命じて彼らの居場所を娘から聞き出そうとするが、夫妻が大好きになった君子はかたくなに沈黙を守る。だが夜に病室に来た会田が、昭治の手術に間に合わせようとせっせと鶴を折る姿を見て態度を軟化させ、彼らを罰しないという約束で知り得たことをすべて打ち明けた。

翌日。新製品のお披露目を終え満足気な三河の前に、君子がいなくなったと慌てる葉子が駆け込んできた。そこへ君子を連れた会田が現れ、逮捕令状をかざす。何を証拠に、と開き直りかけた三河夫妻の前に、会田の温情で夫の手術を見届けたマキの姿が。

会田は君子の目の前でマキに手錠を掛けた。「おじちゃんの嘘つき! おばちゃん達を許してくれるって言ったじゃない! 悪いのはパパとママなのよ!」泣きながら会田に打ち掛かり、実の両親に目もくれずマキに抱きつく君子。そんな娘の様子に、三河夫妻は肩を落として罪を認めるのだった。

小谷夫婦が釈放されるまで、君子は“吉田署”に預けられることに。朗らかな表情で栄子(大川栄子)と通学する彼女を会田はそっと笑顔で見送った(昭和ブルースは1番)。

*登場する2組の夫婦の兇悪さが逆転する展開。#16 「兇悪の青い鳥」に続いてまたまた少女に憎まれてしまう会田だが、どんな理由があれ罪は償わねばならないのだということをびしっと体現してみせるあたりがイイ。おまけに今回は落ち着きを取り戻した君子ちゃんに「…おじちゃ〜ん」と切ない目つきで縋られてしまう子供キラーぶりも発揮。

*兇悪夫婦の葉子夫人・弓恵子さんはダンナ様(=宮口二郎さん)に手錠をがちゃりとやられていた(って、もう結婚されていたのだろうか?)

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| TVドラマ(現代劇)::非情のライセンス2 | 03:36 PM | comments (x) | trackback (x) |
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