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大岡越前 第1部 #2
「町火消誕生」(1970年・S45・3月23日OA)

大岡越前1-2

火事場で見かけた不審者を問い正したところ、突然斬りかかられる左門さま(天知茂)。十手を弾かれてしまいピンチ。危ない!あっ刀を抜いた!と思ったら相手あっさり死んじゃったよ! さすがはカミソリ与力、切れ味抜群って訳ですな(何か違う)。

ところが斬った相手は直参旗本、それも幕府の定火消(=じょうびけし)取締役の甥だったからさあ大変。町火消設立の許可を取り付けるためお偉方に掛け合おうとしていた矢先の忠相(加藤剛)は、それどころではなくなってしまう。だがお偉方の嫌味を物ともせずに「町方与力、慰みに人は斬らぬもの」と不肖の部下を庇う、相変わらず立派なお奉行様は見ていてウットリ。

不審者を捕らえずに斬ったのはどう考えても俺の落ち度だと、処分の沙汰を待つために自主的に屋敷に引きこもる左門さま。何もそこまでせんでも、とお奉行の命を受けて訪れた源さん(大坂志郎)の言葉にもまるで耳を貸さない。

「ご自分に向かっても情け容赦はしねえ。・・・あなたってお人は、鬼だねえ」 (源さん)

「損な性分だ。しかし、今さら自分にだけ仏では通らんだろう」

フ・・・ッと自嘲的な笑みを浮かべながらそう呟くあたり、むちゃくちゃニヒルー!(崩壊中)

とうとうお奉行様にまで腰を上げさせてしまい、(実はこれが目当てだったかのように)ちゃっかり書状をしたためてもらって、左門さまは殺した旗本の叔父の家へ出向く。実は不審者はもうひとりいて、そいつが逃げ帰っていないか確かめるためだったのだが、徒労に終わる。

源さんや岡っ引きの辰三(高橋元太郎)も逃げた男・与六を必死に探すが、まるで行方が分からない。みな左門さまの為に苦労しているわけだが、「泣き言は与六を捕まえてから言え!」なんてエラそうに、いや、自分も他人も同じように厳しく戒める左門さま。まあそのうち上手い具合に事が運んで、左門さまもお奉行さまも万々歳な結果に終わるのだが、死人の元結い(=もっとい)に隠された証文に気づくなど、明智ばりの推理も冴えていた(ちなみにまだ美女シリーズは始まってません)。

【追記】画像は旗本の叔父の家に向かったときのもの。「大岡といい貴様といい、(正面から出向いてくるとは)たいした度胸だ」と言われて「恐れ入ります」と愁傷ぶる左門さまだが、叔父いわく:
「恐れ入った面とは思えん!」
ナイスツッコミ。

【追記その2】連日の捜査が不発に終わり、「少し痩せたな」(by お奉行様)とか「目ばかりになっちまって怖いくらいで」(by 辰三)とか心配されている左門さまだが、当時(1970年)の天っちゃんはかなり恰幅の良い方なのでとてもそうは見えず、普段と変わらずふてぶてしかったのがなんともいえない。

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| TVドラマ(時代劇)::大岡越前 | 12:37 AM | comments (x) | trackback (x) |
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