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大忠臣蔵 #7
「大いなる決断」(1971年・S46・2月16日OA)

吉良上野介(市川中車)の生死が分からず悶々とした日々を送る堀部安兵衛(渡哲也)は、長屋の前で侍たちが“清水一学”の襲撃を画策しているのを耳にした。帰ってみると夜鷹のお絹さん(利根はる恵)が“すごくイイ男が越して来たのよぉ!(ハート)”と身をくねらせており、それが清水なる男のことだと知った安っさんは早速注進に向かう。

新参者の浪人です、先輩よろしく!(←実年齢は10歳上)と明るく挨拶を返した清水一学(天知茂)はその知らせを聞いても「来れば分かるでしょう」といたってどっしり構えている呑気者(自称)。とそこへ先刻の侍たちがごろつきを連れてなだれ込んできた。彼等は吉良家の家臣。「一学、キサマぁ、ご家老様のご息女をかどわかしただろう!」とわざわざ国許から詰りにきたのである。それで初めて、振り切って来たはずのおせいさん(長谷川峯子)が家に帰っていないことを知り慌てる一学さん。問答無用で斬りかかろうとした侍たちだったが、安兵衛がごろつきの始末を買ってでている間に一学さんの手であっさりとノサれてしまったらしい。息も切らさず「片づけました」と長屋から出てくる一学さん、なにやらとんでもなく強いんじゃないかと匂わせるくだりだ。

お絹さんの親切によって、小料理屋で働くおせいさんが見つかった。どうしてこんな、と弱り果てる一学さんに対し、惚れた男に再会できてとても嬉しそうなおせいさんは長屋に一緒に住むことになった。

そんな折、柳沢吉保(神山繁)配下の忍び・お蘭(上月晃)と兎助(露口茂)の物騒な計画のターゲットが安兵衛であることをたまたま聞いた一学さんは、彼の代わりにごろつきたちと二刀流で対峙、ばったばったと峰打ちでなぎ倒した(「せっかくだが、相手が代わったよ」と自信満々でバッと二本の刀を取り出すあたりからワンマンショー)。上野介の無事を知った安兵衛を捕えさせる計画が頓挫して悔しいお蘭は一学さんと一戦交えようとするが、かなりデキる二天一流の一学さんの前に「相討ちではつまりませぬ」と戦意喪失、安兵衛が赤穂の浪人であることだけを告げて去る。

生涯の友と呼べる男がいわば敵側の人間だったことを知り、ショックを受ける一学さん。おまけに長屋へ帰ると、安兵衛の父・弥兵衛(有島一郎)以下親切な人たちが、おせいさんとの祝言の場を設けてくれていて気づまり極まりない。前回(#6)といい、吉良VS浅野の件に関してかなり鷹揚な態度を取っていた感のある一学さんだが、悩んだ挙句に初夜の晩に夜逃げを決意。新妻・おせいさんは涙を見せつつも、すまながる一学さんに気丈に従うのだった。

*安兵衛がコチコチの硬派にみえる分、かなり丸めというか余裕のある言動の一学さん。天知プロ背負ってる大物は違うなオイ(それとも年の功?)

*豪快な二刀流だけでなく、祝言を挙げてからいつもの調子で「おせいどの!」と呼んじゃって「おせいです」とつっこまれるあたりの可愛さも必見(しかも3度繰り返し)。

*タイトルの意味は夜逃げを決意した一学さんのことでは無くて、お金がないのに農民たちに換金することを決意した内蔵助さんのことだと思われる。

*今回は一学さんのカットシーンはなかった模様。ちなみに次回登場は#17までお預け。

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| TVドラマ(時代劇)::大忠臣蔵 | 12:49 AM | comments (x) | trackback (x) |
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