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大忠臣蔵 #17
「公儀への一戦」(1971年・S46・4月27日OA)

自分のショバで道場破りをしている凄腕浪人がいると聞きつけた堀部安兵衛(渡哲也)が駆け付けたところ、それは#7で夜逃げして以来行方をくらませていた清水一学(「無宿侍」チックな浪人髷の天知茂)であった。「おう、一学じゃないか!」「これは堀部殿」安兵衛のあけっぴろげなフレンドリーさに対し、一学さんは丁寧だが固めの口調。赤穂VS吉良の確執を慮ってのことだが、お前は吉良を見限って浪人してるんだから俺は構わないさ、と安兵衛は屈託がない。

安兵衛は、郭内に籠ったきりの吉良上野介(市川中車)やなかなかお神輿を上げない大石内蔵助(三船敏郎)に業を煮やす急進派のひとりなのだが、彼らの先走りを危惧する大石は「いざとなったら公儀への一戦も辞さないつもりなのだからまあ待て」云々と書かれた手紙を送って寄こす。しかしそのヤバめの手紙を、燃やす直前に隠密に奪われてしまいピンチ到来。とそこへ、たまたま安兵衛を訪ねようとしてぶらぶら歩いていた一学さんが鉢合わせ、安兵衛の頼みに何の躊躇もなく隠密を叩き斬り手紙を奪い返してくれた。

それがとても嬉しかったらしい安兵衛は、お前だけは信じられる男だ、どうだ俺と義兄弟にならんか、そう言って脇差の交換を提案。一学さんも笑顔で応じ、愛妻のおせいさん(長谷川峯子)や物陰で伺っていたお蘭(上月晃)も男同士の熱い契りにキュンとくるのだった。

実は二天一流を極めた凄腕の一学さん(今回は二刀流は拝めなくて残念)には再々の帰参の要請が下っていたのだが、赤穂シンパになってしまった彼は首を縦に振らない。保身のため手練の者を手元に置いておきたい上野介は、一学さんを放逐した張本人である国家老(=おせいさんの父)・宮石(村上冬樹)を呼び寄せ説得を強要。だが国家老が勢い込んで長屋を訪れると一学さんは留守(←風呂屋)、愛娘の命を賭した懇願に遭った彼は根負けし、黙って引き下がった。

国家老が遺書をしたためているのを見たお蘭(すっかり義兄弟ファン)から相談を受けた安兵衛は一学さん夫婦を引っ張ってゆき、吉良家の門前で切腹直前の国家老を止めた挙句、門を叩いて「清水一学が帰参した」と告げる。ええっ義父上が長屋へ!?切腹!?ってオレ帰参するの!?と、呑気な性分ゆえか話の流れに追いつくのがやっとだった(ようにみえた)一学さんだが、「俺が吉良につけばお前を斬らねばならなくなる」とさりげなく手練ならではの一言。しかし「いや、俺がお前を斬る」とこれまた自信家の安兵衛に返されると、それもアリだなあというような、なんだか悟った笑顔で門の中へ消えていった。

*あの呑気で頑固な一学さんがどうしてまた吉良に戻る気になったんだろうと不思議だったが、たきつけたのは安兵衛、お前か!(←語弊あり)

*一学さん、いつもどこかが薄紫色(帯とか袴とか)。おしゃれさん?

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| TVドラマ(時代劇)::大忠臣蔵 | 11:41 PM | comments (x) | trackback (x) |
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