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愛の誤算
スター劇場 「愛の誤算」(1970年・S45・1月6日〜3月3日OA:全9回)MBS 22:00-23:00
原作:三浦綾子「自我の構図」
出演(#1):司葉子、天知茂、野川由美子、近藤洋介、ジュディ・オング、荒木雅子、寺尾聡、志村喬、曾我廼家明蝶、安藤孝子

【夫の死に抱く未亡人の疑惑】
夫の突然の死による妻の悲しみ、その死因の疑惑をこえて、夫の友人への思慕、しゅうとめの冷たい態度など、美しい未亡人をめぐる愛憎の波乱を描く。原作・三浦綾子。
日本画家藤島曽吉(近藤洋介)は、画壇の集団蒼竜会の同人に友人の石南慎一郎(天知茂)が選ばれたのを怒り、海岸のがけの上で石南といい争ううち、曽吉は敗北感にうちのめされて自分から荒海に身をおどらせた。
慎一郎の報に、曽吉の妻美枝(司葉子)は疑惑にとらわれた。

夕刊あらすじ:日本画のライバル曽吉と慎一郎が争い曽吉がナゾの死。未亡人美枝らは慎一郎を犯人と思う…。

(読売新聞)前のシリーズと趣をかえ、サスペンスの要素を盛り込んだアクチュアル・ドラマ。三浦綾子の原作のドラマ化で、一人の男の死因をめぐるナゾ解きというミステリックなストーリー展開に、愛と憎しみに悩む人間の姿がからまって、現代の複雑な人間模様が浮きぼりにされていく。

#2(1/13)
脚本:辻久一
出演:司葉子、天知茂、野川由美子、ジュディ・オング、荒木雅子、志村喬、安藤孝子、曾我廼家明蝶、上本薫

【夫の死因を疑う妻】
画家の曽吉が行方不明となった数日後、ひとつの死体が海岸で見つかり、遺品から曽吉と確認された。警察では自殺として処理したが、妻の美枝(司葉子)、母の松江(荒木雅子)、妹直子(ジュディ・オング)らは「慎一郎がつきおとしたのでは…」という疑いを抱く。慎一郎(天知茂)は美枝を訪ね「自殺をとめられなかったおわびとして力になりたい」と画商から借りた金を差し出した。

(写真キャプション)慎一郎は美枝たちの生活を心配、香典に大金を渡す(仏前に座って司葉子さんと対峙する天っちゃん、左には彼から顔をそむけて立っている荒木雅子さん)

夕刊あらすじ:曽吉は自殺と断定された。母松江は慎一郎を告訴するという。慎一郎を信じようとする美枝。

(読売新聞)曽吉の遺がいが見つかった。岩礁と荒波にもまれて顔はよくわからないが遺品から曽吉と確認された。一人娘美津子を残され、未亡人となった美枝(司葉子)と曽吉の母松江(荒木雅子)、妹直子(ジュディ・オング)がかけつけ、ダビに付した。警察では自殺として処理されたが、美枝ら遺族は「慎一郎が突き落としたのでは……」といういちまつの疑惑をいだく。

#3(1/20)
出演:司葉子、天知茂、野川由美子、ジュディ・オング、寺尾聡、荒木雅子、安藤孝子、曾我廼家明蝶

夕刊あらすじ:夫の死因に悩み抜く美枝。宮永を通じ福島家(*藤島?)へ援助を続ける慎一郎は宮永の注文通りに描く。

(読売新聞)【解き明かされぬ真相】
夫の死因について悩み抜いた美枝(司葉子)は、慎一郎(天知茂)をたずね、曽吉が死ぬ前に書いた日記を見せて真相をただす。しかし、慎一郎は「藤島君がぼくをうらんでいたのは事実です。理由は今はいえない」と答えるだけだった。美枝はますます、慎一郎を曽吉がにくんで自殺したのか、慎一郎が曽吉を殺したのか分からなくなる。

#4(1/27)
出演:司葉子、天知茂、野川由美子、ジュディ・オング、寺尾聡、荒木雅子、志村喬、曾我廼家明蝶、安藤孝子

【遺品の画集に気になる言葉】
美枝(司葉子)は、宮永(曾我廼家明蝶)の強引なすすめで彼の画廊で働くことになる。そして一番大事にしていた曽吉の遺品「美枝の肖像画」を宮永にくどかれ、画廊に非売品として飾ることにした。ある日、曽吉の遺品を整理していた美枝は、画集の裏に“くたばれ石南、死”と書きつけてあった。やっぱり曽吉は慎一郎(天知茂)を憎んでいたのだろうか。

夕刊あらすじ:宮永の画廊で働く美枝は夫の出世作も譲る。夫の死のなぞの解けぬまま慎一郎を愛し始める。

#5(2/3)
出演:司葉子、天知茂、野川由美子、ジュディ・オング、寺尾聡、荒木雅子、曾我廼家明蝶、上本薫、柳原久仁夫

夕刊あらすじ:曽吉らしい人を松本で見たと言われ、美枝は自分で確かめようとするが、直子がケガをし断念。

#6(2/10)
出演:司葉子、天知茂、野川由美子、ジュディ・オング、寺尾聡、曾我廼家明蝶、上本薫

夕刊あらすじ:美枝と慎一郎は偶然に松本で巡り合う。そして胸に秘めていた愛の言葉を初めて告白しあう。

(読売新聞)【無理が重なり肺炎に】
美枝(司葉子)は、死んだはずの夫の姿を見たという知らせを聞いて松本へ向かった。しかし、夫らしい人物を見つけることはできなかった。美枝は疲れと寒さが重なり急性肺炎になり、病床で慎一郎(天知茂)の名を呼びつづけた。そのころ慎一郎は、松本の近くの宿にいたが、電話で美枝の話を聞き、彼女のもとへかけつける。

(写真キャプション)美枝は松本で偶然慎一郎にめぐり会い、愛を告白する(傘をさして向かいあうふたり)

(夕刊)美枝と慎一郎は偶然松本でめぐりあい、二人は一生で一番幸福な時間をすごす。そして今まで胸にひめていた愛の言葉をはじめて告白しあう。

#7(2/17)
出演:司葉子、天知茂、野川由美子、志村喬、寺尾聡、荒木雅子、曾我廼家明蝶、上本薫

【みにくいキバ】
病がいえた美枝(司葉子)を待ち受けていたのは画商文七(曾我廼家明蝶)がたくらんだ“慎一郎鉄斎盗作”の悲しいニュースだった。美枝が松本で慎一郎と一緒だったのをしゅうとめ(荒木雅子)にいいつけたのも文七。その笑顔の裏には男のみにくいキバがかくれていた。

夕刊あらすじ:画商文七が慎一郎の盗作事件をでっちあげ、沈黙を守る慎一郎を救うため純子の悲しい決意。

(読売新聞夕刊)慎一郎との楽しい思い出もつかの間、美枝は“慎一郎盗作事件”のニュースを聞く。一方、純子は慎一郎を助けるため自分を売ろうとする。

#8(2/24)
出演:司葉子、天知茂、野川由美子、志村喬、ジュディ・オング、寺尾聡、曾我廼家明蝶、安藤孝子

夕刊あらすじ:宮永の策謀を知った美枝は慎一郎の潔白を証明させる。曽吉遺作の美枝の肖像は慎一郎の作品。

(読売新聞夕刊)美枝(司葉子)は画商宮永のたくらんだ“慎一郎盗作事件”の真相をあばく。一方、慎一郎(天知茂)は画家として新しく出発する決心をする。

#9(終)(3/3)
出演:司葉子、天知茂、野川由美子、近藤洋介、ジュディ・オング、寺尾聡、荒木雅子、斉穏寺忠雄

夕刊あらすじ:美枝と慎一郎は新しい人生を夢みるが、曽吉は生きていた。堕落した曽吉へ憎しみ消える二人。

(読売新聞夕刊)結婚を約束した慎一郎(天知茂)と美枝(司葉子)だったが、美枝の夫が生きていることがわかった……。
(以上、朝日新聞・読売新聞より記事引用)

*友人の陰湿なジェラシーで人生が大きく狂う画家の役。画家ってことは絵も描いたのだろうか? “曽吉が生きていた”という展開は原作にはないので、ドラマの収束の仕方も気になるところだ。

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| TVドラマ(現代劇)::その他(シリーズ) | 10:05 PM | comments (x) | trackback (x) |
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